ワイオミング州シャイアン近郊にあるウォーレン空軍基地の入り口。2022年に中国人が購入した12エーカーの敷地は、米空軍基地から1マイル(約1.6km)離れている。(Michael Smith/Getty Images)

米国、軍事基地近郊の土地売買審査を拡大

米財務省は、外国人購入者による米国内の多数の軍事施設近郊の土地購入に対する審査を拡大するための規則案を発表した。この提案された規則は、対米外国投資委員会(CFIUS)の権限を拡大し、56の追加軍事施設近郊の土地売買を審査対象とするものであり、対象施設の総数は227に増加する。

CFIUSの議長である財務長官ジャネットイエレン氏は7月8日の声明で、「大統領(ジョー・バイデン)と私は、強力な投資審査ツールを用いて米国の国家安全保障を守ることに引き続きコミットしている。これには、軍事施設を外部の脅威から守るための行動も含まれる」と述べた。

2018年、議会は全国の特定の軍事施設近郊の不動産取引を審査する権限を委員会に付与する法律を可決した。CFIUSは、企業の取引を調査して国家安全保障上の懸念を特定する強力な政府委員会であり、企業に対して株式所有構造の変更や米国からの完全撤退を強制する権限を持つ。

▶ 続きを読む
関連記事
高市首相はテレビ番組で「台湾有事」発言の真意を説明した。日本が主体的に開戦することはないとしつつ、事態発生時に米軍を見捨てれば日米同盟が崩壊すると警告。安保法制の枠内での対応を強調し、中国の批判に反論した
日本とフィリピンが締結した防衛協力に関する複数の協定について、専門家の間では、米国主導の地域安全保障体制の一部として、中国の動きを抑止し、台湾有事のリスクを高める狙いがあるとの見方が出ている
高市総理は19日の会見で衆議院解散を表明した。中国による軍事演習や経済的威圧への対抗を念頭に、外交・安保の抜本強化を掲げる。戦略三文書の前倒し改定や国家情報局設置など、現実的な政策への信を問う
茂木外務大臣は比外相と日比ACSAに署名した。これにより自衛隊とフィリピン軍の間で、訓練や災害救助時の物品・役務提供が円滑化される。二国間の防衛協力を強化し、地域の安定を目指す
日本は1月12日、南鳥島周辺の水深6000メートルの深海からレアアースを回収する世界初の試験採取を開始した。中共がレアアースを戦略資源として利用してきた中、専門家は、日本が対中依存からの脱却を進める転機になるとみている