自衛隊、ポーランド軍、フィリピン国軍と防衛協力強化
20日、自衛隊の吉田圭秀統合幕僚長は、17日から行われたポーランド軍参謀総長とのハイレベル懇談と20日に行われたフィリピン国軍参謀総長とのオンライン会談の成果について発表した。両会談では、地域の安全保障に関する協力強化について話し合われた。
17日から20日にかけて、ポーランド軍参謀総長ライモンド・ククワ氏が公式訪問した。双方が戦略環境に関する認識を共有し、防衛協力の方向性について意見を交わした。
吉田幕僚長は「ポーランドとの防衛協力は、欧州およびインド太平洋地域における安全保障の安定に寄与するものだ」と語った。
関連記事
留任した小泉進次郎防衛相は、年内の安全保障関連3文書改定へ「1年目以上の速度と強度で」取り組むと表明。核や原子力潜水艦を含む議論、沖縄の基地負担軽減にも言及した
統合幕僚監部は9月14日、津軽・対馬海峡や奄美大島沖で確認したロシア艦艇3件、中国艦艇1件の動向を公表した。中露の情報収集艦を含む活動が日本周辺で相次ぎ、海洋進出の常態化が改めて浮き彫りとなった
航空自衛隊は2026年度の4〜8月、ロシア軍機や中国軍機に対応して347回の緊急発進を実施した。中国機への対応は累計215回で全体の約62%。ロシア機も8月に48回へと増加し、沖縄のF-15トラブルは現場負担を浮き彫りにした
那覇空港で航空自衛隊F-15の緊急着陸と主脚損傷が3週間内に相次ぎ、民間便にも影響が広がった。南西地域の防空任務を支える那覇基地では、高いスクランブル負荷と機体整備・再発防止が課題となっている
小泉防衛相は原子力潜水艦について、「選択肢を排除せず検討する」と表明した。長時間の潜航や高速航行といった利点がある一方、静粛性、法制度、世論などの重い課題も残る