進まぬ救援 甘粛省地震被災者に寒波が追い打ち 「救援物資も受け取れない」
中国甘粛省で発生したマグニチュード6.2の地震で1千人以上の死傷者が出ている状況の中、中国全土で記録的な寒波まで襲い、被災地の住民たちの苦しみが続いている。
被災地の住民たちは「政府からこれといった救援物資が届かない。さらに強烈な寒さまで襲いかかり、地震で家を失った住民は大きな苦痛を強いられている」と口をそろえる。
また、一部の住民は「中共(中国共産党)政府が予算不足を理由に被災者を事実上放置している。救援物資はおろか、道路に積もった雪すら取り除かない」と声を上げた。
関連記事
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した
日本人学校を標的とした暴力的なメッセージは、最近の攻撃と国家主義的な言説の高まりを受けて、日本政府が国民に警戒を呼びかけている