デングウイルスによる感染症「デング熱」が感染拡大する雲南省シーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州で行われている殺虫消毒作業の様子。(SNS投稿動画よりスクリーンショット

デング熱が急拡大 当局の「デマ消し報道」が感染の真実を裏付け=中国 雲南

このごろ、中国各地でデングウイルスによる感染症「デング熱」の患者が相次いで確認されている。とくに感染が拡大中とされる雲南省では「蚊に刺され(デング熱で)20人以上が死亡した。病院は連日大混雑だ」という噂がネット上で拡散されている。当局は、あわてて「それはデマだ」と否定し、鎮静化に躍起になっている。

中国メディア「南方網」6日付によると、この頃ネット上話題になっている「雲南省で、蚊に刺されて20人以上が死亡」の噂の出所となった動画投稿者の「汪さん」が現地警察による取り調べを受けたという。汪さんは、体調を崩して地元の診療所に行ったところ、多くの人がデング熱について話しているのを聞いたので携帯電話で動画を撮影し、ネットに投稿したという。

だが、雲南省シーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州景洪市の公安局は「これまで州内でデング熱感染による死亡者はいない」と主張し、汪さんをデマ散布の罪で5日間の行政拘留に処した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国各地で、80代の高齢法輪功学習者が相次いで拘束・収監されている。脳血栓や重度の高血圧を抱える人も例外ではない。 高齢者にまで及ぶ弾圧の実態を追う
中国で出国者への審査が強まっている。上海浦東国際空港では個人情報の記入やスマホ検査を求められたとの報告があり、米国では一部の中国人がパスポート更新を拒否されるケースも出ている
中国共産党(中共)財政部のデータによると、2026年上半期の国有土地使用権譲渡収入は9778億元にとどまり、前年同期比31.5%減少した。2021年上半期に記録した最高水準と比べると、すでに7割以上縮小している
ティム・ホートンズ中国事業は、2019年の進出以降黒字化できず、累積損失は約33億元(約700億円)に達した。第2四半期の売上高は前年同期比21.7%減、既存店売上高も17.8%減となった
中国の若者の間で、カメラやドローン、ブランド品などを購入せずレンタルする消費が広がっている。利用が急増する一方、7月の小売総額の伸びは0.6%にとどまり、内需拡大への影響も注目される