6月1日、来日した米オースティン国防長官と共同記者会見を行う浜田靖一 防衛相 (Photo by Franck ROBICHON / POOL / AFP) (Photo by FRANCK ROBICHON/POOL/AFP via Getty Images)

浜田防衛相、強い衛星通信「自衛隊の基盤」 中露はアームやジャマーなど「キラー衛星」開発実験

衛星通信機能が国家安全保障に対する重要度が増すなか、防衛省は米スペースX社の衛星通信網「スターリンク」の実証試験を開始させている。浜田靖一防衛相は27日、「衛星通信は自衛隊の活動の基盤」と定め、抗たん性を向上させていく考えを明らかにした。中国とロシアが衛星攻撃能力を強化している現状が背景にある。

中露は他国の衛星を無力化する電波妨害装置を運用しており、通信衛星が攻撃を受ければ機能不全に陥るリスクが生じる。スターリンクは、低軌道で運用される衛星群(コンステレーション)で、通信障害の中でも安定したインターネット通信を提供することで知られる。

部分的な破壊を受けても機能維持が可能なため、通信の安定性が保たれる。浜田氏によれば今年3月から自衛隊は陸海空の部隊でスターリンクの実証実験を行っている。

▶ 続きを読む
関連記事
4月22日の衆院連合審査会で参政党の川裕一郎議員が、自衛隊の指揮通信やクラウドなど安保システムの海外依存に懸念を示し、日本の「情報主権は確立されているのか」と疑問を呈した。小泉防衛相は、国産技術強化の必要性を認めた
政府は4月21日午前の閣議と国家安全保障会議(NSC)で、防衛装備移転三原則と運用指針を改定。これまで厳しく制限してきた殺傷能力を有する装備品についても、一定の条件下で輸出を可能とする方向へと大きく舵を切る
21日午前8時40分ごろ、大分県内の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で「戦車が暴発した」と自衛隊から消防に通報があった。
オーストラリア連邦政府が海軍の次期汎用フリゲート艦として、日本の三菱重工業が提案した「もがみ」型護衛艦の採用を決めた。日本にとっては過去最大級の防衛輸出案件となる。
長谷川淳二議員は外国人による土地取得規制の在り方について中国人の土地所有で懸念が強まっている笠佐島を取り上げ、質疑を行った。笠佐島は、米軍岩国基地から約20キロ、海上自衛隊呉基地から約50キロと、軍事上の要衝に近接する位置にある。