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ニラの食べ過ぎには注意が必要?
栄養価の高いニラですが、食べ過ぎには注意が必要です。
まず、ニラは香味成分のアリシンのため刺激が強く、食べ過ぎると胃腸の調子が悪くなることがあります。
次に、ニラには不溶性食物繊維が多く含まれており、摂り過ぎるとひどい便秘になる可能性があります。
緑黄色野菜の1日の体内摂取量の8割を満たすには、1日に約100gのニラを食べることが推奨されています。
ただし、ニラは体を温める食材なので、アレルギー体質の人や胃腸の弱い人は注意が必要です。
ニラを1ヶ月間保存する方法
ニラは下処理を怠ると、簡単に腐ってしまいます。日本の冷凍生活コンサルタントで野菜保存のプロである根本隼雄氏によると、下処理をしたニラを冷やすと、品質は変わらず、香りも保ったまま約1ヶ月間保存できるそうです。
保存方法1. 大きめにカットして冷凍する
ニラを大きく切って冷凍保存すると、ニラ本来の品質や香りを最大限に保つことができます。
【方法】
• ニラの根元をよく洗って汚れを落とし、葉の部分は流水で軽く洗って水気を絞る。
• 根元から1cmほど切り落として捨て、残りはフリーザーバッグに入る長さにカットする。
• フリーザーバッグに入れ、冷凍庫で保存する。約1ヶ月間日持ちします。
【注意点】
• ニラはなるべく長めに切るのがベストです。短く切りすぎると、断面が露出しすぎて風味が飛んでしまいます。
• 食べるときは、解凍せずに冷凍庫から取り出し、適当な長さにカットして鍋に入れる。
保存方法2. みじん切りにして冷凍する
餃子やスープには、ニラを刻んで冷凍しておきましょう。
【方法】
ニラの根元をよく洗って汚れを落とし、葉は流水で軽く洗って水気を絞ります。
• 根元を1cmほど切って捨て、残りは刻む。
• ラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍する。 3週間ほど保存できます。
【注意点】
• 細かく刻んだニラは、水分や風味が失われがちです。 そのため、ラップに包んで保存袋に入れます。
• 食べる前に冷凍庫から取り出し、餃子の具やスープに直接入れて調理してください。
保存方法3. 冷蔵保存(保湿と縦置きがポイント)
購入したニラを4~5日以内に必ず食べることができるのであれば、冷凍保存ではなく、冷蔵保存が可能です。ただし、鮮度を保つために、最初に処理する必要があります。ペーパータオルで包んで湿らせ、立てて保存することで、鮮度を保つことができます。
【方法】
• ニラの根元をよく洗って汚れを落とし、葉の部分は流水で軽く洗い、水気を切って3等分にし、ペーパータオルに包む。
• ジップロックの袋にまとめて入れ、空気を抜いてよく密閉する。
• 野菜と一緒にプラスチック容器に立てて入れ、冷蔵庫で冷やす。 4~5日保存可能です。
(完)
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