犬には多くの種類があり、見た目や体格、性格もさまざまです。すべての犬種が飼育に適しているわけではなく、特にアレルギー体質の方は注意が必要です。特定の犬種は、ほかの犬種よりも人のアレルギー反応を引き起こしやすい傾向があるため、アレルギーがある場合は飼育を避けたほうがよいとされています。
ペット飼育に関するアドバイスサイト「Spruce Pets」によると、多くの人が「毛が少ない犬はアレルギーにやさしい」と考えがちですが、実際には毛そのものが問題なのではなく、フケ、唾液、尿に含まれるタンパク質がアレルゲンとなります。
すべての犬はフケを発生させます。フケは毛に付着するため、抜け毛の多い犬種は家の中に多くのフケを残しやすくなります。また、よだれの多い犬種は、唾液によるアレルゲンの拡散も多く、アレルギー体質の方にとってはより問題となる場合があります。
以下に紹介するのは、特に人のアレルギー反応を引き起こしやすいとされる、一般的な10種類の犬種です。アレルギーをお持ちの方は、これらの犬種の飼育や接触を避けたほうがよいでしょう。なお、「低アレルゲン性」とされる犬種であっても、アレルギー反応を完全に防げるわけではないため、下記以外の犬種であっても注意が必要です。
バセット・ハウンド

バセット・ハウンドはおとなしく愛らしい性格ですが、やや頑固な一面もあります。人気のある犬種ですが、アレルギー体質の方にはあまり向いていません。毛は短いものの抜け毛が非常に多く、家の中に毛やフケを多く残します。また、あごが大きく皮膚のしわも多いため、よだれが多く出やすい犬種です。
ジャーマン・シェパード

別名「ドイツの牧羊犬」としても知られるジャーマン・シェパードは、非常に人気のある犬種です。賢く、飼い主を喜ばせようとし、忠実で勇敢な性格を持ちます。しかし、この犬種は抜け毛が非常に多く、アレルギー反応を引き起こしやすい傾向があります。長毛種でも短毛種でも状況は大きく変わりません。
この大型犬は、季節の換毛期を含め、一年を通して大量の毛を抜き、フケも多く拡散しやすいです。
ドーベルマン

ドーベルマンは賢く訓練しやすい番犬ですが、アレルギーを引き起こしやすい犬種のひとつとされています。毛は一層で薄く、抜け毛は中程度ですが、体が大きいため毛やフケの総量が多くなります。
さらに、ドーベルマン自身もアレルギーを起こしやすく、皮膚が乾燥してフケが増えることがあります。その結果、家の中に広がるフケの量も増えてしまう可能性があります。
ラブラドール・レトリバー

アメリカン・ケンネル・クラブによると、ラブラドール・レトリバーは1991年から31年間、最も人気のある犬種としてランクインしています。賢く忠実で、家族向けの素晴らしいペットですが、一方でアレルギー反応を引き起こしやすい犬種でもあります。
短めのダブルコート(2層の毛)を持ち、被毛の密度が高く抜け毛も多いです。また、皮膚が乾燥してフケが出やすい傾向もあります。
比較的良い点としては、定期的に泳がせることで空気中のフケを減らし、アレルギー症状のリスクを下げられる可能性があるとされています。
シベリアン・ハスキー

ハスキーは見た目が美しく、活発でフレンドリーな性格をしています。アクティブな家庭には向いていますが、アレルギー体質の家庭では問題が生じることがあります。寒冷地原産ならではの厚い被毛を持ち、抜け毛が非常に多い犬種のひとつです。ダブルコートを持つ犬種全般に言えることですが、家の中に大量の毛を残しやすくなります。
セント・バーナード

「ナニー・ドッグ(子守犬)」とも呼ばれるセント・バーナードは、穏やかで忠誠心のある性格から家庭向きとされています。しかし、この大型犬は大量のフケを生み出しやすく、それが空気中に舞いやすい傾向があります。抜け毛も多く、よだれの量も多いため、アレルギー体質の方には負担となることがあります。
ペキニーズ

「ライオンドッグ」とも呼ばれるペキニーズは、愛情深く忠実で活発な性格です。しかし、長い被毛はアレルギー体質の人にとって大きな負担となることがあります。さらに、この犬種はトイレトレーニングに手こずることでも知られています。犬のフケや唾液だけでなく尿もアレルゲンとなるため、家の中で粗相をすると、アレルギーのリスクが高まる可能性があります。
ボクサー

ボクサーはエネルギッシュで、遊び好きな子どもがいる家庭に向いていますが、よだれが多く、自分の体をよく舐めるため、皮膚や毛に唾液が残りやすい犬種です。短毛であるにもかかわらず、一年を通してフケを含む毛が抜け続けます。これらは、アレルギー体質の方にとって注意が必要な要素です。
パグ

パグは小型で短毛ながら、一年を通して毛が抜け続けます。しわの多い鼻まわりには、よだれが溜まりやすいです。
また、皮膚が敏感なため、乾燥やフケが起こりやすい傾向があります。皮膚のしわには細菌が繁殖しやすく、かゆみや不快感があると、家具やカーペットに体をこすりつけてしまい、結果としてアレルゲンの拡散につながることがあります。
コッカー・スパニエル

この犬種は美しい長毛が特徴ですが、その毛にはフケが付着しやすく、よだれも多く出ます。皮膚アレルギーを起こしやすい傾向があり、それによってさらに多くのフケが空気中に飛散し、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
(翻訳編集 解問)
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