新型ロケット「H3」打ち上げ失敗、日本の宇宙政策に打撃
[東京 7日 ロイター] – 日本の新型主力ロケット「H3」は7日午前、打ち上げに失敗した。第2段エンジンが点火せず、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は飛行中に指令破壊信号を送信した。H3は打ち上げコストの安さが特長で、日本の宇宙ビジネスにとって試金石になると期待されていた。専門家からは宇宙政策への影響を懸念する声が聞かれる。
H3は地球観測衛星「だいち3号」を搭載して午前10時37分に正常に打ち上がり、補助エンジンなどを切り離して順調に飛行。しかし、第2段エンジンの点火が確認できず、JAXAは「ミッションが達成する見込みがない」と判断して指令破壊信号を送った。だいち3号は弾道ミサイルの発射などを早期に探知できる光学センサーを載せていた。
宇宙政策を所管する永岡桂子文部科学相は参議院文教科学委員会で、「大変遺憾。宇宙開発利用の進展を止めないよう、速やかな原因究明に全力で取り組む」と語った。日本の国産ロケットを巡っては、イプシロンロケットも昨年10月、打ち上げに失敗している。
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