3月7日、日本の新型主力ロケット「H3」は7日午前、打ち上げに失敗した。第2段エンジンが点火せず、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は飛行中に指令破壊信号を送信した。写真は打ち上げられる「H3」1号機(2023年 時事通信)

新型ロケット「H3」打ち上げ失敗、日本の宇宙政策に打撃

[東京 7日 ロイター] – 日本の新型主力ロケット「H3」は7日午前、打ち上げに失敗した。第2段エンジンが点火せず、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は飛行中に指令破壊信号を送信した。H3は打ち上げコストの安さが特長で、日本の宇宙ビジネスにとって試金石になると期待されていた。専門家からは宇宙政策への影響を懸念する声が聞かれる。

H3は地球観測衛星「だいち3号」を搭載して午前10時37分に正常に打ち上がり、補助エンジンなどを切り離して順調に飛行。しかし、第2段エンジンの点火が確認できず、JAXAは「ミッションが達成する見込みがない」と判断して指令破壊信号を送った。だいち3号は弾道ミサイルの発射などを早期に探知できる光学センサーを載せていた。

宇宙政策を所管する永岡桂子文部科学相は参議院文教科学委員会で、「大変遺憾。宇宙開発利用の進展を止めないよう、速やかな原因究明に全力で取り組む」と語った。日本の国産ロケットを巡っては、イプシロンロケットも昨年10月、打ち上げに失敗している。

▶ 続きを読む
関連記事
安倍晋三元首相が暗殺された事件で、殺人などの罪に問われ、一審で無期懲役を言い渡された山上徹也被告(45)側が、判決を不服としてあす4日、大阪高裁に控訴する方針であることが分かった
3日、高市総理は大雪に関する関係閣僚会議を開催。続く降雪と週末の予測を踏まえ、先手先手の被害防止策と選挙の管理執行を指示。国民へ除雪作業中の安全確保を強く呼びかけた
高市政権による対中強硬姿勢と日中関係の緊張を背景に、日本のスーパーでWeChat PayやAlipayの導入廃止が相次いでいる
中国で軍上層部の更迭など政治的動乱が起きるたび、X(旧Twitter)の検索結果が大量のアダルト広告等で埋め尽くされる現象が発生。情報遮断を目的とした大規模なスパム工作の現状を報じる
各国がエネルギーやレアアースの供給網強化を進める中、探査船「ちきゅう」が日本近海の水深6千メートルで大量のレアアースを含むとする泥の回収に成功した。産業化に向けた重要な一歩とみられ、中国へのレアアース依存を低減する可能性がある