第6回防衛力強化加速会議に出席する岸信夫防衛相(防衛省提供)

日フィリピン「2プラス2」会談を9日に初開催=岸防衛相

日本とフィリピンの間では初となる外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)が今週末の9日に東京で開催される。東南アジア諸国のなかではインドネシアに次いで2カ国目となり、海洋進出を続ける中国共産党を念頭に民主主義国同士で協力関係を発展させる。岸信夫防衛相が記者会見で明らかにした。

フィリピンからはロクシン外相とロレンザーナ国防相が来日する。協議に先立ち、岸防衛相とロレンザーナ氏は7日に対面で日比防衛相会談を実施する。岸氏は会見で「一連の会談を機に、安全保障上、大きな意義を有する同国との協力関係を更に発展させていきたいと考えています」とコメントしている。

フィリピンは南シナ海の沿岸国であり、日本と同じくアメリカの同盟国だ。この点、岸氏はフィリピンについて「FOIP(自由で開かれたインド太平洋)を維持・強化する上で大変重要な国だ」と指摘した。フィリピン側との調整は昨年から行われ、東京での開催が決定した。

▶ 続きを読む
関連記事
日米韓は9月、東シナ海などで共同訓練「フリーダム・エッジ26」を実施する。中国軍機、ロシア軍艦艇、北朝鮮の弾道ミサイルが相次ぐ中、情報共有と即応態勢の強化を図る
海自イージス艦「ちょうかい」が、トマホーク実射試験と米国での改修・訓練を終え、8月30日に佐世保へ帰港予定。海自初の発射能力保有艦として、反撃能力整備が具体的段階に入る
中露の緊密な連携がもたらす地政学的危機と、日本の新インテリジェンス体制『国家情報局(NIB)』の脆弱性を冷徹に解剖。民間企業に忍び寄る技術強奪や認知戦の脅威に対抗する、ビジネス防諜のあり方を提言
8月15~20日にかけ、ロシア艦艇が宗谷・対馬海峡を航行し、中国軍機は東シナ海で飛行。北朝鮮も弾道ミサイルを発射した。日本周辺の複数海空域で緊張が続く
日豪両防衛相は、長射程ミサイルの発射試験で協力する方針を確認した。国内で十分な試験空間を確保しにくい日本は、豪州の広大な試験場を活用し、反撃能力の実効性向上を目指す