「国際秩序の新たな枠組み必要性示す」首相、常任理事国の拒否権抑制に言及
岸田首相は14日の参議院予算委員会で、国連安全保障理事会の常任理事国であるロシアのウクライナ侵攻について「国際秩序の新たな枠組みの必要性を示している」と述べ、国連安保理改革に取り組む姿勢を強調した。フランスが以前提案した拒否権行使の抑制に関する青山繁晴参院議員の質問への答弁。
青山議員は、常任理事国の拒否権抑制案に関するフランスの提案について、ロシアによるウクライナ侵攻を鑑みて、国連改革の一環として取り組む努力を日本はすべきだと提起した。この提案は日本を含む105カ国の支持を得ているが、米中露は賛成していない。
青山議員はまた、ウクライナ情勢を受けた日本の安全保障の課題について、第二次世界大戦の教訓である集団的な抑止と、新たな相互主義に基づく日米同盟の抑止力について岸田首相に尋ねた。
関連記事
ウクライナは72時間でロシア船21隻を攻撃し、クリミアへの補給線に打撃を与えた。「影の船団」を狙った作戦で、長距離ドローンがタンカーなどに連続攻撃。戦局の重心は空へ移行している
トランプ大統領はウクライナにパトリオットミサイルの国内生産を認める方針を表明。防空強化を狙う一方、停戦に向けプーチン大統領との直接協議も検討。戦闘とエネルギー情勢は緊迫が続く
ウクライナの長距離ドローンがロシア領内深くを攻撃。ルビオ米国務長官は、ロシアの領空防衛が困難になり、戦争終結交渉の流れが変わりつつあるとの見方を示した
ウクライナ軍のドローン攻撃に対抗し、ロシア軍がスターリンク通信を妨害する電子戦システムを配備。補給線の偽装や分散も進め、戦況は通信妨害を軸に新局面へ
ウクライナ軍は中距離ドローンでロシア軍の後方補給線を継続攻撃。スターリンク連携や編隊運用により戦場の構図が変化し、補給遅延と前線圧迫で優位を維持している。