写真は、2021年7月22日の江蘇省連雲港(STR/AFP via Getty Images)

世界の海運データ狙う中国 悪用の恐れも

米政府は、中国が最先端の貨物データシステム「LOGINK(国家交通運輸物流公共情報プラットフォーム)」を通して海運データを握ることに懸念していると米紙が報じた。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは20日付の記事の中で、中国の「LOGINK」が各地の港湾や物流ネットワークとの連携を強化し、世界の荷動きに関するデータを把握する能力を拡大させていると指摘した。

「LOGINK」は、中国の交通運輸部が監督している。公的データベースのほか、45万以上に上る世界各地の巨大港湾のユーザーから入力された情報にアクセス可能で、欧州や中東の貨物データシステムとも連携している。

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