オーストラリアは現有のディーゼル潜水艦を原子力機動に置き換えることを計画している(Royal Australian Navy)

米英豪「AUKUS」本格始動…原潜配備は「可能な限り早期に」

米英豪による安全保障枠組み「オーカス(AUKUS)」が本格始動する。3か国はオーストラリアに提供する原子力潜水艦の配備について2023年前半までに道筋をつけ、原潜は「可能な限り早い時期に実用化する」との合意を再確認した。各政府が17日付の声明で発表した。

インド太平洋地域において軍事的存在感を拡大させる中国共産党政権への懸念を共有する3カ国は9月、対中抑止と協力体制としてオーカスの設立を発表した。オーストラリアにとって初めて原艦を製造技術を手に入れる情報協定が結ばれる。

3カ国はまた、原潜に関する機密情報を保護するために「海軍原子力推進情報交換協定」を締結した。17日付の声明によれば、今後は18か月間の政府間協議を行い、同原潜協定発効に向けた道筋などを確認する。

▶ 続きを読む
関連記事
米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」が2027年までの水中ドローン開発プロジェクトを発表。オーストラリアでの造船所投資や潜水艦建造計画も進み、インド太平洋地域での軍事防衛力の大幅な強化を目指す
トランプ米大統領がイランとの新合意条件を提示。ホルムズ海峡の即時開放や隠された濃縮ウランの捜し出しを要求し、まもなく最終決定を下すと表明した。一方、イラン側は軍事力を背景に強硬姿勢を崩していない
米軍がイラン国内やホルムズ海峡周辺で防衛的攻撃を実施した。自爆型ドローン4機を撃墜し、管制局を破壊した。米国政府高官は、この行動について停戦合意には違反せず、停戦維持を目的とした抑制されたものと強調した
CSISの分析によると、イラン・ウクライナ戦への対応で米国の兵器在庫が枯渇。トマホークやパトリオット等の補充に3年以上を要し、西太平洋での対中防衛に脆弱性が生じている。一方、中国側も実戦経験不足という弱みを抱える
ホン・カオ米海軍長官代行は、トランプ政権がイラン紛争向けの兵器を優先するため、台湾への大規模な武器パッケージを延期していると述べた