英国の新型コロナウイルスの新たな感染者数が2日連続で過去最多を記録した。写真は1月27日撮影(2021年 ロイター/Toby Melville)

英のコロナ感染者、2日連続で過去最多 経口薬の早期利用に期待

[ロンドン 16日 ロイター] – 英国の新型コロナウイルスの新たな感染者数が2日連続で過去最多を記録した。

この日報告された新規感染は8万8376人。これまで過去最多だった15日から1万人程度増加した。当局者は医療体制の逼迫を警告している。

一方、抗ウイルス薬タスクフォースの幹部は16日、米製薬大手メルクが開発中の新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」とファイザーの同「パクスロビド」が、3月までに利用できるようになるとの期待を表明した。

国内での感染拡大を受け、米国訪問中のスナク財務相は日程を切り上げ帰国の途についた。政府筋によると、16日中に帰国する。

関連記事
WHO加盟国がパンデミック条約案で大筋合意。来月の総会で採択目指すが、各国間に賛否やあがり課題も残っている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ウクライナ軍がロシア軍を支援して戦闘に参加していた中国人2人を捕虜にした […]
専門家らは、米中関係は重要な一線を越え、世界第1位と第2位の経済大国間の対決が始まったと指摘している。
ミャンマーが壊滅的な地震に見舞われている中、中国共産党は静かに影響力を強めている。軍事政権に武器を供給し、人道支援を妨害し、危機を利用して習近平の「一帯一路構想」世界拡大戦略を推し進めている。
米国防長官がパナマ運河の戦略的重要性を強調し、中国共産党(中共)の影響排除を表明。米中の地政学的対立が中南米にも波及。運河を巡る緊張が高まる。