10日、萩生田大臣は福島第一原子力発電所を視察した(経済産業省のツイッターより)

「廃炉と復興は最重要課題」 萩生田経産相が就任後初めて福島訪問

10日、萩生田光一経済産業相は、就任後初めて福島県を訪問し、内堀雅雄知事と会談した。萩生田経産相は「福島第一原子力発電所廃炉対策と福島の復興は、経済産業省の最重要課題である」と述べた。

これに対し、内堀知事は「難しい福島の問題に真正面から取り組んでほしい」と要請した。

萩生田経産相は当日の午後、東京電力福島第1電力発電所が位置する双葉町、大熊町の町長らとも面談し、福島の復興に向けて解決すべき課題について意見を交わした。

萩生田経産相はまた、東京電力福島第1電力発電所の作業現場を訪れ、視察した。2年後をめどに処理水を放出する方針について「安全を確認しながら進めていきたい」とし、透明性の高い情報公開が必要との考えも示した。

(蘇文悦)

関連記事
昭恵さんが訪米し、トランプ夫妻との会談を実現。各界から感謝の声が寄せられる中、トランプ氏は石破首相との会談を打診しました。
LGBT理解増進法の施行により、女性専用スペースの利用に混乱が生じる懸念がある中、自民・女性を守る議連が19日、公衆浴場などで「身体的な特徴」により男女を区別し、脱衣所などを分けるよう求める議員立法をまとめた。
自民、公明両党は18日、所得税の非課税枠「年収103万円の壁」について、123万円に引き上げて2025年度の税制改正大綱に明記する方向で最終調整に入った。3党の幹事長間の合意に背く形となったことに対し、国民民主の玉木代表「残念というか驚き」と批判した。
政府は2025年通常国会に太陽光パネルリサイクル義務化法案を提出予定。2030年代後半の大量廃棄に備え、環境負荷軽減が目的。費用負担や管理体制、不法投棄対策など制度設計を進める。
岩屋毅外相が24~26日の日程で中国訪問を検討中。日本産水産物の輸入再開や在中日本人の安全確保などを議題に、王毅外相と会談予定。中共との対話では成果が見えにくい課題も多い。