≪医山夜話≫ (50)
睡眠は万病を治療できる神薬
中国では昔から「仙人になるより、よく眠れる秘法を探したい」という諺があります。睡眠がいかに大切かをもの語っています。
不眠症にはさまざまな病状があります。「寝つきが悪い」「朝早く目が覚めやすい」「夜中に何度も目が覚める」「寝ていても音に敏感」「眠りが浅く、睡眠時間の割に熟睡感がない」など……。最も哀れなのは、布団に入ってウトウトし始めた時に、とつぜん用事を思い出し、布団を飛び出して用事を済ませるなどゆっくりと寝付くことができない人たちです。
私はある不眠症の患者を治療したことがあります。長年経った今でも、時たま思い出しては、クスッと笑いたくなります。
関連記事
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます
甘味、酸味、辛味、苦味、塩味は、体を助ける一方で、偏ると負担にもなります。中医学の五味から食事を見直します