中国版ツイッター運営会社 株式非公開化で合意、来年春米上場廃止か
中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」、ポータルサイト「新浪網」などを運営する中国IT大手、新浪は9月28日、株式の非公開化で合意したと発表した。同社の曹国偉会長が率いる企業が、1株当たり現金43.30ドルで、新浪の発行済一般株式を買収した。これによって、米株式市場に上場している新浪は早くも、来年初めに上場廃止になる可能性が高まった。
中国メディアによると、曹会長がオーナーを務めるNew Wave MMXV Limited(以下はNew Wave)が購入した新浪の株式価値は、25億9000万ドル(約2734億円)だ。今年7月、New Waveは1株当たり41ドル(約4328円)での買収を提案した。1株43.30ドル(約4571円)で合意したことは、New Waveが新浪側の引き上げた買収条件を受け入れたことを意味する。
中国国内では、新浪とNew Waveの間の買収手続きは来年1~3月期に完了するとの見方が広がっている。新浪は手続き終了後に米ナスダック市場の上場を廃止する公算が高い。同社は2000年、米市場の上場を果たした。
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