米投資家、「中国版ネトフリ」愛奇芸を集団訴訟 粉飾決算で
米国人投資家らは6月15日、粉飾疑惑を報じられている中国動画配信サイトの愛奇芸(iQIYI)を相手取って、ニューヨーク東部地区連邦地方裁判所で集団訴訟を起こしたことが明らかになった。米投資会社、ウルフパック・リサーチ(Wolfpack Research)が4月7日、調査報告を公開し、米ナスダック市場に上場している同社が財務報告を粉飾したと指摘した。
法律事務所Glancy Progay & Murray LLPが投資家の代理人として、同地裁に集団訴訟を提起した。訴状は、今年4月7日までに愛奇芸の株式を購入した投資家は、愛奇芸の不正会計に関する報道で、株価が急落し巨額な損失を被ったとして、同社に対して賠償金を請求した。
愛奇芸は中国版のネットフリックス(Netflix)と呼ばれ、2018年3月29日にナスダック市場で新規株式公開(IPO)を果たした。上場初日に22億5000万ドル(約2412億円)の資金を調達した。中国検索エンジン最大手、百度が同社の株式56%を保有している。百度の創業者である李彦宏氏が、愛奇芸の会長を務めている。同社は、中国のテレビや報道機関の検閲管理機関、国家広播電視総局が国内数社だけに付与した特別放送許可、「情報網絡放送視聴番組許可証」を持っている。中国当局に太いパイプを持つことが示されている。
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