米空母打撃群が南シナ海で軍事訓練、中国の大規模演習に対抗か
[米空母セオドア・ルーズベルト(南シナ海上) 11日 ロイター] – 米原子力空母打撃群は10日、中国などが領有権を主張する南シナ海で演習を行った。米軍は定期的な演習だと主張しており、その後、防衛協定を結ぶ同盟国フィリピンへと向かった。
米空母セオドア・ルーズベルトから、F18戦闘機20機が20分間、離着陸訓練を行い、米軍の正確さと効率性を誇示した。
この戦略的に重要な航路で哨戒活動を実施しているのは米国ばかりではない。中国、日本、そして一部の東南アジア諸国の海軍も同海域で演習を行っており、同海域における緊張が高まるだけでなく、事故発生リスクを生じている。
「周りに中国艦船がいるのを確認した」。空母打撃群の司令官スティーブ・ケーラー少将は、約30年前に就役した同空母に搭乗した記者団にそう語った。
中国や東南アジア9カ国を含む西太平洋で活動する海軍は、衝突を回避するため、海上では「海上衝突回避規範(CUES)」に従っている。
南シナ海における今回の米空母による航行は、中国が同海域で3月末に大規模な軍事演習を実施した後に行われた。中国の演習について、一部の専門家は、増強する中国海軍力をこのように大規模に誇示することは異例だと指摘していた。
中国海軍は11日、ソーシャルメディア上で、13日まで南シナ海で演習を行うとして、他国の艦船に警告を発した。
中国軍のプレゼンス強化は、同国が南シナ海で勝利を収めつつあるのではないかという西側諸国の懸念をかき立てている。
トランプ政権下で貿易と領土を巡る米中間の緊張が最近高まっており、世界貿易に不可欠な南シナ海がいつかこの2つの大国が戦う戦場となる可能性を周辺国は危惧している。
関連記事
法輪功の李洪志氏は「人類はなぜ迷いの社会なのか」を発表し、人々に堕落に抵抗し迷いから抜け出すことを促した。シドニー科技大学の馮崇義教授は、李氏の教えが「真、善、忍」に基づき、宗教的な倫理と人道を広く伝えていると評価している。
元北朝鮮駐英公使のテ・ヨンホ氏は、ロシアで戦う北朝鮮兵士に対し脱北を呼びかけた。テ氏は自由アジア放送のインタビューで「稀有な亡命の機会」と述べ、韓国への逃亡を勧めるとともに、兵士たちが金正恩のために命を犠牲にする必要はないと強調した。国を裏切る国の指導者、金正恩とはそういう人間ということだ。歴史には彼の汚名と犯罪しか残らないだろう。
ほんの数十年前まで抑止力の核を担っていた航空母艦(空母)は、もはやその力を失いつつある
スペイン東部を中心に10月末に発生した集中豪雨で、1日までに200人以上の死亡が確認された
スイスのチューリッヒ芸術大学は、中国のハルビン工業大学との共同プログラムを終了した。同校は協力終了の背景には、学位基準の違いや運営上のリスクがあるとしている。今後多くの大学が同様の対応を取る可能性が指摘されている