完走までが至難の業

2017ドローン世界チャンピオンズリーグ パリで開催

 最先端技術を駆使したドローンを操作し、スピードを競う「パリ・ドローン・フェスティバル(Paris Drone Festival)2017」が開催された。世界各地から36人のトップパイロットが今回のレースに臨んだ。

 パリの中心地「Arc de Triomphe」に設置された障害物コースで、レーサーたちは時速140キロ以上出るドローンをコントロールしながら、アップダウンと曲がり角のあるコースを進み、約545mのトンネルをくぐり、難しい障害物を抜ける。

 完走までが至難の業。高度なコントロール技術と瞬間的判断力が求められ、試合中、衝突したり墜落したりすることはしょっちゅうだ。

 

 レーサーたちはドローンに装着されたカメラと繋がっているバーチャルヘッドセットをつけて、操作を行う。観客が同じヘッドセットをつければ、緊張の度合いが数倍も上がるスリル満点のレースをリアルタイムで見ることができる。 

 優勝したニコライス・ソール(Niklas Solle)さんは同じチームFlyduino KISS Racingのルカス・ウァル(Lucas Wahl)さんを打ち負かした。

 「うまくいったことと、たくさんの人と一緒にこの素晴らしいイベントに参加できたことがとても良かったと思っています」「勝てるとは思っていなかったので、本当に嬉しいです」とソールさんが喜びを語った。

 DCL’sのスケジュールは今回のパリに続いて、今年の12月までに5つのイベントが開催され、ベルリンが最終開催地となる。

(翻訳編集・豊山)

関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]