<赤龍解体記>(38)薄煕来、18大常務委員入りで必死の闘い

【大紀元日本10月31日】来年10月に開催の中共18大における、7名の新しい常務委員補欠選挙では、太子党および毛派の代表とされる薄煕来が、最も有力な候補の1人と思われていた。しかし最近、日増しに白熱化している中共内部の激闘情勢からすれば、薄煕来の優勢は次第に衰微し、そして彼はすでに弱体化されたという説もある。そこで、劣勢に陥った薄煕来は異常な政治姿勢を打ち出し、たとえ政敵と共倒れになってもいとわない決闘の意志を示したものと思われる。

先日、薄煕来は「全国省級中共機関紙編集長会議」の代表と会見した際に、「執政者として、もしいつも考えすぎて優柔不断であり、いつも小心翼々で自分の身を守り、またはひたすら自分が順調に昇進するのみを考えるのであれば、どんなことも成就できない」「でたらめなことを言う人がいるが、中国人はこんなに多いから、陰口などは避けられるものか」と述べた。

彼のこの発言は胡錦濤への牽制、とりわけ温家宝の「文革余毒」論への反撃であったと思われる。

▶ 続きを読む
関連記事
中露やイランが推進する「脱ドル化」と人民元の国際化。しかし最新データは、その勢いがロシア制裁による一時的な代用需要に過ぎず、既に下落に転じている実態を暴く。揺るがぬドルの覇権と人民元の限界を鋭く分析
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた
日米英を含む10か国は共同で警告を発し、中国共産党との関係を指摘するサイバー攻撃者が、スマホなど日常生活で使うスマート機器を大規模に悪用し、攻撃用の不正ネットワークを密かに構築していると指摘
米財務省は4月24日、イラン関連の新たな制裁を発表し、中国の製油所「恒力石化(大連)有限公司」や、海運会社、イラン産石油を密かに輸送する「影の船団」に属する船舶などを制裁対象に追加した
メディアの報道によると、アメリカ防総省内部では、イラン戦争でアメリカを支援しなかったヨーロッパの同盟国に対し、懲罰的措置を取ることを検討しているという。スペインをNATOから除名する案も取り沙汰されている