<赤龍解体記>(38)薄煕来、18大常務委員入りで必死の闘い

【大紀元日本10月31日】来年10月に開催の中共18大における、7名の新しい常務委員補欠選挙では、太子党および毛派の代表とされる薄煕来が、最も有力な候補の1人と思われていた。しかし最近、日増しに白熱化している中共内部の激闘情勢からすれば、薄煕来の優勢は次第に衰微し、そして彼はすでに弱体化されたという説もある。そこで、劣勢に陥った薄煕来は異常な政治姿勢を打ち出し、たとえ政敵と共倒れになってもいとわない決闘の意志を示したものと思われる。

先日、薄煕来は「全国省級中共機関紙編集長会議」の代表と会見した際に、「執政者として、もしいつも考えすぎて優柔不断であり、いつも小心翼々で自分の身を守り、またはひたすら自分が順調に昇進するのみを考えるのであれば、どんなことも成就できない」「でたらめなことを言う人がいるが、中国人はこんなに多いから、陰口などは避けられるものか」と述べた。

彼のこの発言は胡錦濤への牽制、とりわけ温家宝の「文革余毒」論への反撃であったと思われる。

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