【草木染めの植物】サフラン
【大紀元日本12月7日】南ヨーロッパ原産で、紀元前から栽培されていたという古い歴史を持つアヤメ科の多年草。日本では全国で、とくに大分県や長野県で栽培されています。初冬に美しい淡紫色の花が咲いて庭先を彩り、強い香り成分が、料理、薬用、染色、香料に使われます。雌しべの柱頭および花柱の上部は紅色で、開花と同時に雌しべを抜き取って乾燥したものが生薬の番紅花(ばんこうか)です。
【薬用効果】肝臓に働き、血脈の流れを改善して、血の滞りを解消します。生薬の紅花も似たような効能がありますが、番紅花の効果ははるかに優れています。一日量は乾燥物1~3gを煎服します。婦人の妙薬として知られていますが、妊婦には使用できません。
【食用】花柱は黄色の食品着色料、香辛料として世界中で使用されています。黄色のご飯、サフランライスがよく知られています。
関連記事
スマホの長時間使用は、視力低下、聴力障害、心血管リスク、姿勢異常、生殖機能低下、メンタル不調まで関係します。専門家が指摘する6大リスクと減らし方を紹介。
客室乗務員が勧める搭乗前の9つのマナー。髪を洗う理由から服装・香水・裸足NGまで、機内を快適に過ごすための意外なコツを紹介します。
果物や野菜がすぐ傷む原因は、熟成を促すガス「エチレン」。その働きを理解すれば、熟成を早めることも遅らせることも可能です。食材を長持ちさせる保存ガイド。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
人工甘味料飲料も糖質飲料も、脂肪肝の発症リスクを高める可能性があることがヨーロッパの大規模研究で判明。毎日の飲み物の選択が肝臓の将来を左右します