中国輸出小麦粉、メラミンだけでなく害虫も=キルギスタン

【大紀元日本11月15日】キルギスタン農業省は14日、実験室での化学分析の結果、中国からの小麦粉の中におよそ10種の食糧害虫を確認し、さらにメラミン混合物も発見したと発表。

亜心網によるとキルギスタン主管機関代表のリヤドス・マーメイトーワ氏は2008年9月30日に中国から運ばれてきたトラック2台分(116トン)の小麦粉に対し繰り返し鑑定を行った結果、専門家が小麦粉中に食糧害虫を見つけ、その中には甲虫もいる可能性があることを伝えているという。

キルギスタン農業省主管関係者は、検査を行ったトラック16台分(804トン)の小麦粉が初期検査により100%の小麦粉ではなくある化学物質の粉末が存在していたことを証明した。

キルギスタン食糧・食品加工組合の専門家も同様の疑いを持ち、キルギスタン市場に流入する穀類と小麦粉の安全を保障するよう提案している。キルギスタンはロシアの検査機構に対し、害虫がいる可能性のあるトラック2台分(116トン)中の小麦粉のサンプルを提出した。

その後、ロシア検査機構の資料で中国がキルギスタンに運んだ小麦粉の中には昆虫がいたことが証明された。ロシア国家連邦機構「全露植物検査センター」動植物検疫検査監督部門は中国の小麦粉の中に甲虫の存在は確認できなかったが、タバコシバンムシやゾウムシなど8種の食糧害虫を発見している。

同機構はまた、中国の小麦粉に対し検査を行い1番目の小麦粉サンプルでは、汚染度と害虫含有の程度、及びメラミンやその他の添加剤が全露植物検査センターの基準に適合していないことを発見した。2番目のサンプルは添加剤がセンターの基準をクリア―していないことが確認されたと伝えている。

キルギスタンが2008年8月4日に公布した「食品安全に関する」法規は国家関連組織が責任を持って国家の食品安全を保護するものである。

同国農業部職員は市場に流入してくる小麦粉およびその他の食品は必ず現代科学技術検査を通し、品質と国際化基準に適合したという証明書を要すると述べた。

(翻訳・坂本)
関連記事
ひまし油は古くからさまざまな健康トラブルに使用されてきました。現代でも、自然療法士やホリスティックケアの専門家が、ひまし油パックを活用して免疫サポートや便秘解消、ストレス軽減など、多くの効果を得るためのサポートを行っています。
新たな研究で、子どもが使用するスキンケア製品がホルモンバランスを崩す化学物質を含む可能性が指摘されました。子どもの健康リスクを減らすため、製品選びのポイントをご紹介します。
ミラノといえば高級ブランドが思い浮かぶかもしれませんが、実はそれだけではありません。24時間で楽しめる歴史的な名所や自然、美術館など、さまざまな魅力が詰まった都市です。
アメリカで依然としてエリス変異株が主流である中、科学者たちは新たなCOVID-19変異株「ピロラ」(BA.2.86)に注目しています。ピロラは多くの変異を持ち、免疫回避の可能性が指摘されていますが、感染力は低い可能性もあります。現在のワクチンや治療法が効果を持つことが期待され、今後の監視が続けられます。
マディセン・ウィルコックスさんと夫のダリンさんは、胎児チャーリーが致命的な診断を受けた中で、信仰に基づいた選択をしました。彼らは困難な状況下でも妊娠を続けることを決意し、この経験が家族全体にとって大きな教訓と祝福をもたらしたと語っています。