2025年8月1日、AIスタートアップのアンソロピック(Anthropic)が公開したイメージ画像(Riccardo Milani/Hans Lucas/AFP=時事)

中国AI企業 米AIに無断転送か 軍・公安データ流出の恐れ

米国のAI企業アンソロピックはこのほど、中国の複数のAI企業が、利用者に知らせないまま、入力内容の一部を同社の生成AIモデル「Claude」に送って処理していた疑いがあると発表した。中国のAI業界関係者は、今回の問題を受け、中国共産党(中共)当局の関係部門が、機密情報などが外部に流出した可能性について調べていると述べた。

アンソロピックは9月10日、脅威に関する報告書を公表した。報告書では、月之暗面(Moonshot AI)、DeepSeek、アリババ、智譜AI(Zhipu AI)、小米(シャオミ)、商湯科技(SenseTime)、MiniMaxなどの中国AI企業が、代理サービスや不正に作成されたアカウントを通じてClaudeの出力を取得し、自社モデルの学習に使っていたと指摘した。

報告書によると、Moonshot AIとDeepSeekは、利用者が入力した内容をClaudeに直接送信し、Claudeが作成した回答を自社サービス上で表示していた疑いもある。アンソロピックは、Moonshot AIが対話型AIサービス「Kimi」の一部利用者の入力をClaudeに送信し、その回答を自社モデルによる回答として表示していたと主張している。

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