自動車情報サイトiSeeCarsが9月9日に発表した「最も耐久性の高い自動車ブランド」ランキングで、トヨタが首位となった。トヨタ車の走行距離が少なくとも25万マイル(約40万キロ)に達する確率は、全体平均を大幅に上回った。総合ランキングではレクサスが2位、ホンダとアキュラがそれに続き、日本ブランドが上位4位を独占した。
iSeeCarsによる「最も耐久性の高い自動車ブランド」の調査では、3億9500万台を超える自動車を分析した。その結果、トヨタ車が走行距離25万マイルに達する確率は19.7%で、全体平均の5.4%の3.6倍だった。
非高級ブランドの車両が25万マイルに達する平均確率は5.8%で、高級ブランドは3.4%だった。
今回の調査対象となった33の自動車ブランドのうち、業界平均の5.4%を上回ったのは5ブランドだけだった。
iSeeCarsのエグゼクティブアナリスト、カール・ブラウアー(Karl Brauer)氏は「消費者は自動車を購入する際、車両のさまざまな特性を考慮する。最も耐久性の高い車を求める購入者にとって、次に新車や中古車を購入する際、どのブランドに注目すべきかは明らかである」と述べた。

トヨタが首位、日本ブランドが上位4位を占める
総合ランキングの上位では、日本ブランドが集中しているという明確な傾向が見られた。トヨタ、レクサス、ホンダ、アキュラが上位4位を占め、この4ブランドはいずれも全体平均の5.4%を大幅に上回った。
トヨタの達成率19.7%は特に注目される。業界平均の3倍を超えただけでなく、14.4%で2位となったレクサスを大幅に上回った。ホンダは13.3%でレクサスに続き、アキュラは9.5%で、全体平均の1.8倍だった。
日本以外のブランドで最上位となったのはGMCで、達成率5.8%で5位だった。マツダが5.3%でこれに続いた。マツダより下位の全ブランドは、車両が25万マイルに達する推計確率が5.0%を下回った。

以下は、上位20の自動車ブランドについて、走行距離が25万マイルに達する確率と、全体平均5.4%に対する倍率を示したものである。
トヨタ(Toyota):19.7%、3.6倍
レクサス(Lexus):14.4%、2.7倍
ホンダ(Honda):13.3%、2.5倍
アキュラ(Acura):9.5%、1.8倍
GMC:5.8%、1.1倍
全体平均:5.4%

マツダ(Mazda):5.3%、1.0倍
リンカーン(Lincoln):4.7%、0.9倍
ラム(Ram):4.2%、0.8倍
フォード(Ford):4.1%、0.8倍
キャデラック(Cadillac):3.9%、0.7倍
シボレー(Chevrolet):3.6%、0.7倍
日産(Nissan):3.4%、0.6倍
テスラ(Tesla):3.3%、0.6倍
スバル(Subaru):2.8%、0.5倍
メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz):2.6%、0.5倍
ボルボ(Volvo):2.6%、0.5倍
インフィニティ(INFINITI):2.5%、0.5倍
ダッジ(Dodge):1.7%、0.3倍
フォルクスワーゲン(Volkswagen):1.5%、0.3倍
ジープ(Jeep):1.2%、0.2倍

ブラウアー氏は「走行距離25万マイルは、どの車両にとっても極めて高い基準であり、そのため、上位4ブランド間の差には特に大きな意味がある。トヨタ、レクサス、ホンダ、アキュラはランキング上位を占めるだけでなく、この高走行距離の基準に達する確率も、一般的な車両の平均を大幅に上回っている」と述べた。
続けて、「多くの非高級ブランドが平均を下回ったことは、トヨタとホンダが獲得した際立った地位を浮き彫りにしている」と指摘した。
非高級ブランドランキングの反対側では、クライスラー(Chrysler)、フィアット(FIAT)、MINIが、走行距離25万マイルに達する確率が最も低かった。

高級ブランドはレクサスとアキュラが先行
高級ブランドの車両が走行距離25万マイルに達する平均確率は3.4%だった。大衆車ブランドと比べ、高級ブランド内では順位による差が大きく、上位ブランドとその他のブランドとの間に顕著な開きがあった。
レクサス車が25万マイルに達する確率は14.4%で、高級ブランド平均の4.2倍だった。アキュラが9.5%で続き、平均の2.8倍となった。
またリンカーンが4.7%で3位となり、キャデラックが3.9%で続いた。両ブランドはいずれも高級ブランド平均の3.4%を上回った。一方、テスラは3.3%で、平均をわずかに下回った。
テスラより下位では、数値が急速に低下した。メルセデス・ベンツとボルボはともに2.6%で並び、インフィニティは2.5%だった。
ランキング下位では、BMW、アウディ(Audi)、ランドローバー(Land Rover)、ビュイック(Buick)、ポルシェ(Porsche)、ジャガー(Jaguar)、マセラティ(Maserati)が、いずれも25万マイルに達する確率が1.0%未満だった。
ブラウアー氏は「高級車であることが極めて長い使用寿命を意味するわけではない。ただし、高級車は主流車種と比べ、平均走行距離が少ない傾向にあることを考慮する必要がある。例えば、ポルシェの車両が極めて長い走行距離に達する確率が低いのは、車両自体の品質や耐久性が不足しているからではなく、所有者の使用頻度が低いことに起因する面が大きい」と述べた。

中古車購入者にとって、より高い参考価値
車両を長期保有する予定の消費者にとって、この調査は、購入価格、維持費、安全性、装備、その他の自動車利用上の関心事項とともに検討できる重要な要素を示している。
ブラウアー氏は「中古車の購入者にとって、この『最も耐久性の高いブランド』ランキングは非常に参考になる。特に、走行距離が比較的長い中古車を比較する際に有用である」と付け加えた。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。