数分の決断 900人超の命救う ネパールの校長が洪水直前に避難指示
わずか数分の判断が、900人余りの生徒の生死を分けた。ネパールで先月26日、トリスリ川流域を襲った大規模な洪水で、学校が濁流にのみ込まれ全壊する直前、校長が休校と生徒の避難を即断した。迅速な対応によって、900人余りの生徒が難を逃れた。校長は地元で「英雄」と称賛されている。
8月26日午前9時すぎ、トリブバン・トリスリ中学校では通常通り授業が行われていた。校長のラジェンドラ・ダワディさんは、同僚から「洪水が来た」との叫び声を聞いた。教員の間にも情報が伝わり、子どもを迎えに来る保護者の姿も見られた。
ダワディさんは状況を確認すると、直ちに休校を決定。学校の鐘を鳴らし、すでに登校していた900人余りの生徒を高台へ避難させた。まだ学校へ向かっていたスクールバスにも電話で連絡し、学校に近づかないよう指示。すでに校内に入っていたバスにも、直ちに引き返すよう命じた。
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