2026年8月27日、ネパール・ヌワコット郡ビドゥール市のトリシュリ川とタディ川の合流地点にあるデビガートで、鉄砲水により泥に覆われた住宅地を上空から撮影した(Prabin RANABHAT / AFP via Getty Images)

中国・ネパール国境の土石流 専門家「大規模開発が被害拡大の一因」

8月26日、中国・ネパール国境で大規模な土石流が発生し、チベット自治区の吉隆国境検問所がわずか数分でのみ込まれ、甚大な被害が出た。当局は、土砂で川がせき止められてできた天然ダムが決壊し、二次災害を引き起こす恐れがあると警戒している。専門家は、今回の災害について、人為的な要因が被害を拡大させたと指摘している。

空撮映像には、異変に気付いた吉隆国境検問所の人々が必死に逃げる様子が映っている。その直後、検問所の建物は土石流にのみ込まれた。災害後、谷一帯は灰褐色の泥とがれきに覆われた。

8月28日時点で、ネパールでは少なくとも579人が死亡した。中国とネパールの被災地では、合わせて2400人以上がなお行方不明となっている。

▶ 続きを読む
関連記事
サウジアラビアは2025年、中国主導の越境デジタル通貨決済網「mBridge」への参加を終了した。実証実験の完了を理由とする一方、ドル基軸通貨体制と米中の金融覇権競争を背景に、離脱の実態には不明点も残る
中国共産党系メディアが批判した黄之鋒氏のドキュメンタリーが視聴増加を受け、Netflix香港の映画ランキングで首位に浮上した。配信開始から約9年後、批判からわずか3日で注目を集めた
9月18日、中国とフィリピンが南シナ海で再び衝突した。南沙諸島のサビナ礁付近の海域で、中国海警局の船1隻がフィリピンの補給船に衝突。その後、双方が互いを非難した。
英国オックスフォードシャー州のピディントン村で、移民受け入れ計画への反発から「独立」を問う住民投票が行われた。賛成285票、反対26票となり、村は象徴的に「ピディントン公国」を名乗った
紅海情勢の緊迫を受け、サウジアラビアが中国共産党に協力を要請。中国はイランにフーシ派への影響力行使を求めたが、イラン側は応じなかったとされる。迎撃ミサイル不足や中東のエネルギー輸送への影響も浮上している