ファウチ氏をめぐるNIH内部資料が公開 コロナ禍で何が起きていたのか
この1週間、事態はめまぐるしく動いた。
ランド・ポール上院議員は、アンソニー・ファウチ博士が米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長として強い影響力を持っていた時期の、米国立衛生研究所(NIH)に関する数千ページもの資料を公開した。当時、ファウチ氏の妻はNIH全体の倫理部門を率いていた。
ファウチ氏は2022年12月に退任した。それまでの3年間、主要メディアは彼をアメリカの科学界を代表する存在として取り上げ、呼吸器感染症のパンデミック対策をめぐる第一人者として扱っていた。彼は連日のようにテレビに出演し、多い日には1日12本ものインタビューに応じていた。
関連記事
ノーベル経済学賞は、理論の正しさを保証するものではない。景気変動を抑える政策に目を奪われるあまり、その根本原因を見失っていないか。筆者はオーストリア学派の視点から、金融緩和が生むゆがみと経済学の本質を問い直す
欧州で拡大する激しい暴動と、世界で加速する国境の形骸化。一見無関係に見える「街頭での暴力」と「グローバリズム」の裏に潜む計画的な破壊工作とは?ニュースの表面からは見えない社会危機の構造を解き明かす
中間選挙後のトランプ弾劾の可能性をニクソン辞任劇と比較。ベトナム敗退の歴史から台湾侵攻リスクを警告しつつ、レーガン流の強硬路線による抑止シナリオも対比して今後の米中関係と国際秩序の行方を占う
ルビオ米国務長官が中央アジアを訪問し、重要鉱物や投資を軸に米国の関与を強化。中共が進める「一帯一路」への影響と、地域で広がる米中競争を読み解く
中国の貿易黒字は過去最高を更新する見通しだ。しかし、輸出好調の陰では内需との不均衡が深まり、貿易摩擦も激化。金融支援に潜む不良債権リスクや輸出企業の採算悪化など、巨額黒字が抱える三つの代償を読み解く