赤澤亮正経済産業相。(STR/JIJI Press/AFP)

中東緊迫でも 経産相「2027年度末まで石油の安定供給が可能」

米国とイランの対立やホルムズ海峡情勢の緊迫で、原油価格の上昇リスクが意識される中でも、日本国内の石油供給は当面安定が見込まれる。赤澤亮正経済産業大臣は8月4日の記者会見で、官民が連携した代替調達と備蓄の活用により、仮に原油調達が前年の75%まで落ち込んだ場合でも、2027年度末(2028年3月末)まで国内の石油を安定供給できるとの見通しを示した。

記者会見で、赤澤経産大臣は、原油の調達先について、足元では中東や米国に加え、アジア太平洋、中南米、中央アジア、アフリカからも調達が進んでいると説明した。官民が連携して代替調達に最大限取り組んだ結果、8月についても前年の平月比でほぼ同水準(約100%)の調達に目途が立っているという。

さらに8月以降について、赤澤経産大臣は次のように述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
高市首相は8月23日、X(旧Twitter)への投稿で、日本経済を「強い経済」へ転換するための国家戦略を示した。先の国会で成立した改正産業技術力強化法と改正産業競争力強化法などを基軸に、先端技術への研究開発投資や国内設備投資を税制面から支援する。
日本の7月の貿易収支は6345億円の赤字となり、3か月連続で赤字を記録した。輸出入はともに過去最高となったが、円安や原油などの輸入増が収支を圧迫
2026年7月の訪日客は344万2100人で、7月として過去最多を更新した。中国客が前年同月比56.1%減となる一方、台湾は初の70万人超、韓国・香港も大幅に増え、市場構造の変化が鮮明になった
太平洋クロマグロの新たな資源管理方式で国際合意。中西部海域では30キロ以上の大型魚の漁獲枠を25%拡大し、小型魚は6%削減する。2027~28年の適用を目指し、本マグロの供給・価格や養殖業界への影響が注目される
政府統計によると、日本経済は2023年度から2025年度にかけ、実質ベースで緩やかな成長を続ける一方、物価上昇を背景に名目GDPが大きく拡大した。しかし2026年4~6月期は個人消費や設備投資が振るわず、内需のマイナス寄与を外需が補う構図となった