英誌「ネイチャー」 中国名門大の掲載論文2本を撤回 学術不正疑惑で
英誌「ネイチャー」は今月30日、中国の大学研究チームによる論文2本を正式に撤回し、別の1本について訂正声明を発表したことを明らかにした。その他の不正疑惑が指摘された論文については、引き続き調査が進められている。
撤回されたのは、中国・上海にある同済大学の王平氏の研究チームが2025年に「ネイチャー」本誌に発表した論文と、天津市にある南開大学の陳佺氏の研究チームが「ネイチャー・キャンサー」に掲載した論文。一方、上海にある華東師範大学の李大力氏の研究チームによる論文については、訂正声明が出された。
今回の対応の背景には、中国における学術不正を追及することで有名なブロガー「耿同学」による告発がある。今年4月以降、同氏は動画投稿を通じて、複数の中国有力大学の研究者による論文に学術不正の疑いがあるとして実名で告発を続けてきた。
関連記事
台湾初の国家中核技術漏えい事件でこのほど判決が言い渡され、TSMC(台湾積体電路製造)の元社員2人が営業秘密を漏えいしたとして、それぞれ懲役10年と6年を言い渡された。東京エレクトロンは監督不十分として賠償責任を問われている
トランプ米大統領は、ハマスなどガザ地区の武装組織を全面的に武装解除する「歴史的合意」を発表した。合意は段階的に実施され、イスラエル軍の撤退や新たなパレスチナ政府への統治移管を目指す
カナダ産原油を積んだタンカーが、2025年初頭以来初めて日本に向かっている。中東産原油の供給が逼迫するなか、日本が調達先の多様化を進める一方、カーニー首相はエネルギーを対米貿易交渉の材料にしない考えを示した
スペースXは中国で製造された重要部品の調達を禁止。取引先に対し、中国人をスペースX関連製品の製造に関与させないよう求めている。工場内で使用されている中国ブランドの監視設備やネットワーク機器も、全部交換するへ