小泉防衛相「核は触れざるを得ない」 背景に中国共産党の核急拡大と「核の傘」の揺らぎ
小泉進次郎防衛相は7月17日に配信されたインターネット番組「言論テレビ」で、安全保障をめぐり「日本にとっては議論するのが難しい課題だが、触れざるを得ない一つは核だ」と述べた。核政策について現職閣僚として踏み込んだ発言であり、政府が年内に予定する安全保障関連3文書の改定を前に、議論の射程を広げる姿勢を示したものといえる。
小泉防衛相は、マクロン仏大統領が保有核弾頭数を増やすと表明したことや、フィンランド議会が有事の際に自国領内への核兵器持ち込みを可能にする改正法案を可決したことを列挙した。ロシアのウクライナ侵攻後に欧州で進む核抑止力強化の動きを踏まえ、「危機感を持って、あらゆる政策をタブーなく議論し、進めなければいけない」と強調。非核三原則の「持ち込ませず」の見直しを持論とする高市早苗首相の路線とも一致している。
日本では長く、核武装はもとより核をめぐる議論自体がタブーとされてきた。世界唯一の戦争被爆国として広島・長崎の惨禍を経験し、国民の間に根強い反核感情が定着したためだ。
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