チベット自治区で32日間連続勤務した後に死亡した36歳の警察官(右)。(スクリーンショット)
美談にしようとした報道が裏目に

32日連続勤務で36歳警察官死亡 「英雄扱い」に中国で批判噴出

「32日も休まず働いて亡くなった人」を英雄と呼ぶべきなのか。それとも、そんな働き方をさせた組織を問題視すべきなのか。中国でこの問いが大きな議論を呼んでいる。

チベット自治区で36歳の警察官が、標高約4700メートルの警備拠点で32日間連続勤務した後に脳出血で倒れ、死亡した。国営メディアは「職務に身をささげた模範」として大々的に報じたが、世論の反応は予想とは逆だった。

亡くなった警察官は妻が妊娠7か月で、勤務が終われば育児休暇を取ることを楽しみにしていたという。しかしネットには「なぜ交代させなかったのか」「人手不足なら増員すべきだ」「こんな働かせ方を美談にするのはおかしい」と批判が殺到。「英雄ではなく制度の犠牲者だ」との声も相次いだ。

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