2024年3月5日、北京の人民大会堂で開幕した全国人民代表大会の会議中、警備に立つ警備員(Wang Zhao/AFP via Getty Images)

中共外務省に元情報機関高官 西側ではこの外交官の活動に懸念

中国共産党(中共)国家安全部の元高官がこのほど、外務省内の規律検査の要職に就いた。これにより、中共の外務省部門と国家安全部門の境界が一段と曖昧になっていることが改めて浮き彫りになった。

中共外務省は最近、高官名簿を更新し、国家安全部の元副部長である李謙が、外務省党委員会の委員、中央規律検査委員会(中規委)の外務省駐在規律検査チーム長に任命されたことを明らかにした。

このポストは、党の反腐敗監督機関である中規委を代表し、外務省内を監督する立場にある。

▶ 続きを読む
関連記事
米アンソロピックは、中国の複数AI企業が利用者に知らせずClaudeを利用し、回答を自社サービスに表示していた疑いがあると指摘。軍・警察や企業の機密情報が海外に送信された可能性も浮上した
中共の新たな出入国管理規定が9月15日に施行される。政府機関や国有企業、金融機関、病院、大学では、職員本人だけでなく、家族の外国パスポートや永住権についても調査が広がっている
トランプ大統領は、米国人雇用を条件に中国自動車メーカーの米国内工場建設を容認する姿勢を示した。完成車の輸入やメキシコ経由の迂回輸出は拒絶する一方、訪米予定の習近平との会談を前に柔軟な対応を覗かせている
北朝鮮では、金正恩の娘・金主愛氏が次期指導者として浮上し、「4代世襲」への動きが強まっている。一方、中国では習近平の後を継ぐ人物がいまだ見えていない。対照的な中朝の権力継承、その背景にある違いとは
中共人民銀行が8月に20トン超の金を購入し、22か月連続で金準備を拡大した。香港では金保管能力を2千トン超へ拡大する計画も進む。背景に脱ドルや経済制裁への備えがあるとの分析が出ている