韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領 (Jeon Heon-Kyun - Pool/Getty Images)

尹錫悦前大統領に懲役30年 弁護団は上訴へ

韓国・ソウル中央地裁は6月12日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に懲役30年の判決を言い渡した。裁判所は、尹被告がドローンを北朝鮮領空に侵入させるよう指示し、南北間の緊張を高めて戒厳令の宣布に向けた根拠を作ろうとしたと認定した。

判決は、特別検察官の求刑に沿う内容となった。裁判所は尹被告について、利敵罪と職権乱用罪の成立を認めた。

事件の経緯は2024年10月にさかのぼる。北朝鮮当局は当時、韓国がドローンを北朝鮮領空に侵入させ、宣伝ビラを散布したと公表した。金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防相(当時)は当初、この疑惑を強く否定したが、その後、韓国国防部は「確認も否定もできない」と説明を修正した。

▶ 続きを読む
関連記事
中共政治局常務委員の王滬寧が7月15日から党・政府代表団を率いて北朝鮮を訪問。相次ぐ中朝高官の往来について、関係修復や北朝鮮とロシアの接近をけん制する狙い、統治・宣伝手法の共有という側面を専門家が分析
韓国最高裁は、尹錫悦前大統領の逮捕状執行妨害や公文書偽造などをめぐる二審判決を支持し、懲役7年の実刑が確定した
2018年、川崎栄子さんら脱北者5人が北朝鮮政府を相手取り訴訟を起こした。今年1月26日、東京地裁は北朝鮮の不法行為を認め、原告1人につき2200万円の賠償を命じる判決を下した。川崎さんが北朝鮮で体験した地獄のような生活とはどのようなものだったのか
青少年の性転換をテーマにした映画『性別移行』が、韓国の映画祭で開幕作品として上映された。観客からは、教育や医療、家庭への影響を考えるきっかけになったとの声が上がった
G7サミットで、トランプ米大統領が韓国の李在明大統領を「強いリーダー」と評価。中東の戦争解決を引き合いに北朝鮮問題への主導を求めた李氏に対し、トランプ氏が呼応した緊密な米韓首脳外交の舞台裏