4月実質賃金1.9%増 物価抑制策と賃上げで押し上げ
厚生労働省が6月5日に公表した4月の毎月勤労統計調査速報によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比1.9%増となった。前月の1.4%増から伸び幅が拡大した。政府の補助金などによる物価上昇の抑制効果に加え、基本給の堅調な伸びが寄与した。
労働者1人当たりの現金給与総額にあたる名目賃金は、前年同月比3.5%増の31万2425円だった。前月の3.1%増から伸びが加速し、52か月連続のプラスとなった。3か月連続で3%以上の伸びを記録するのは、1992年3月以来、34年1か月ぶりである。
名目賃金を押し上げたのは、基本給にあたる所定内給与の増加である。所定内給与は前年同月比3.4%増となり、33年6か月ぶりに4か月連続で3%以上の伸びを記録した。2025年の春季労使交渉による賃上げの波及や、最低賃金の引き上げが反映された結果とみられる。特別に支払われた給与も、前月の0.7%減から持ち直し、7.4%増加した。
関連記事
赤沢経済産業相は紅海情勢の緊迫化を受け、日本向け原油の輸送ルートがアフリカ南端の喜望峰を回る迂回航路へ切り替わっていると説明した。輸送期間の長期化により、日本向け原油タンカーの9月の調達率は、本来の予定から一時的に8割へと減少する見通し
日本の国会議員3人は8月24日、北京に到着した。高市早苗首相による、中国が台湾を攻撃する可能性についての発言を巡り、日中関係の緊張が数か月間続き、中国側が規制措置を導入する中、議員レベルの政治対話の窓口を設けることを目指している。
防衛省が「退職自衛隊員・家族支援庁(仮称)」を約110人規模で新設へ。自衛官不足や若年定年制を背景に、再就職や家族支援を強化する一方、組織肥大化を懸念する声もある
高市早苗首相は8月21日、自身を巡る中傷動画や暗号資産に関する疑惑を否定した。30年以上にわたる政治活動で他候補を非難せず、自らの政策を訴えてきたと説明し、政治家としての信条を強調した
高市早苗首相は8月21日、この日発表した消費者物価指数を受け、SNSで日本のインフレ率は政策効果によりG7で低い水準にあるとした。その上で、デフレ体質を解消した「成長型経済」への移行を進め、物価上昇を上回る賃上げの定着を目指す考えを示した