パプアニューギニアで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)会場内の様子(SAEED KHAN/AFP/Getty Images)

日本主導の自由貿易枠組みCPTPPに揺さぶり 中共がAPEC貿易相会合の裏でルール形成主導狙う

中国・蘇州で22、23両日に開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合の裏で、中国共産党(中共)が「包括的及び先進的環太平洋連携協定(CPTPP)」の関連行事を主催する異例の事態が進行した。時事通信が報じた。

議長国を務める中国は、日中韓やASEAN諸国も参加する「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」との対話と位置付け、自ら主催する形で「RCEPとCPTPPの対話」という名目の会合を設定し、その場にCPTPP加盟国を招待したが、中国はCPTPPの非加盟国であり、事前承認など正規の手続きを経ていなかった。

CPTPP加盟国の間では、「無断開催」とも言える今回の動きを巡って懸念と困惑が広がっており、各国で対応が協議されている

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏は、自身がイランに暗殺された場合、報復としてイランをかつてない規模で爆撃するよう指示したと明かした。米当局も、イランによる同氏への脅威を長年監視していることを認め、緊迫した情勢が続いている
米海軍が主導する多国籍の海上連合は10日、地域の脅威レベルが「深刻」なままであっても、いかなる国もこの戦略的水路を管理したり通航料を課したりする権限を持たないと強調した
英国議会で、中共指導部の思考様式をテーマにした座談会が開かれた。専門家らは、中共の行動原理や臓器収奪など人権侵害の実態を分析し、西側民主国家が加担を避けるための対応を議論した
EUは中国製タイヤに最大45.3%の反ダンピング関税を発動。ダンピング輸入が域内産業に損害を与えたと認定し、約8万人の雇用への影響も指摘。企業別に異なる税率を適用する
中国資本企業による越境環境汚染にタイで怒りが噴出。最近、市民らは首都バンコクにある中国大使館前で習近平のマスクを着け、「ここはタイであり、北京ではない」と抗議活動を行った