SNS拡散で不安と不信が拡大
中国でスパイ探し過熱 SNSが生んだ疑いの連鎖
中国でいま、「スパイを見つける」という動きが急速に広がっている。社会には互いを疑う空気が広がり、外国人や留学生、外資系企業の社員までを疑いの対象としている。
きっかけは当局による国家安全の強化だ。4月中旬以降、政府系メディアやSNSで「スパイ対策」を呼びかける情報が一気に増え、市民の間でも「怪しい人を通報する」という空気が広がり始めた。
実際、ネット上では奇妙な「スパイ事例」が次々と拡散している。
配車サービスの運転手が乗客を撮影して通報したり、農民が外国人らしき人物を「怪しい」として追い払ったりする動画などだ。しかし、場所や時期などの詳しい情報は示しておらず、真偽は不明なものが多い。
関連記事
習近平の健康状態をめぐり再び注目が集まっている。米メディアは、訪米時に中国側が5時間の休憩時間や専用休憩室を求め、歩行距離や立っていられる時間まで考慮して日程を組んだと報じた
中国共産党の機関紙が10日連続で中国経済に関する署名記事を掲載した。内需や消費の弱さを認める一方、分析では「9・29」景気刺激策の効果は限定的で、短期的な大規模追加策の可能性も低いとの見方が出ている
サクランボの木が大量に枯れた。原因を追及した農家だけでなく、助けた弁護士や記者まで拘束。中国・大連で何が起きているのか
中国で銀行再編が加速している。2025年には670を超える銀行が閉鎖され、銀行数は4年間で23%減少。不動産不況や低金利、デフレに加え、3兆ドル規模ともされる「隠れ不良債権」が地方銀行の経営を圧迫
米FBIが、中国政府の指示を受けて情報収集を行っていた疑いのある女を逮捕。監視対象は台湾・頼清徳総統の息子とその家族。自宅や車を撮影し、中国側に情報を報告していたという