米イラン交渉取りやめ トランプ氏「話したいなら電話を」
中東情勢が不安定化する中、アメリカとイランの対面での交渉は取りやめとなった。トランプ米大統領は、イラン内部が混乱しており、提示された案には不満があると述べ、話したいなら直接電話するようイラン側に求めた。一方、イスラエルとレバノンの間では戦闘が再燃し、双方はレバノン南部で交戦した。
トランプ氏は4月25日、アメリカ代表団の交渉参加を取りやめた。不完全な停戦案を協議するために、長時間かけて移動するつもりはないと明言した。「交渉が必要な相手とは誰とでも向き合う。しかし、2日も待たせ、人々に16時間、17時間も移動させる必要はない。そうする必要はない。彼らが話したいなら、私に電話すればいい。われわれがすべての切り札を握っている」と語った、
トランプ氏は、イランでは現在、内部対立が非常に激しく、各勢力が指導権を争っていると述べた。こうした混乱の中でイラン側がアメリカに提出した和平案について、トランプ氏は「興味深いことに、私がその文書を退けてから10分もしないうちに、より良い新たな文書を受け取った」と一蹴した。
関連記事
米中央軍は、過去1週間にイランの石油タンカー10隻を破壊したと発表した。イランは新型ミサイルによる米軍艦艇への攻撃を主張。米側は中共やロシアの支援を警戒する。緊張激化でブレント原油は1バレル100ドルを突破
米財務省は、イランの航空会社27社やマーハーン航空を支援する仲介業者などを制裁対象に指定した。航空・物流網を通じた物資調達を阻止し、イランへの経済的圧力を強める
米国の海上封鎖と強力な経済制裁により、深刻な経済危機に直面するイラン。石油輸出の激減や通貨安が進み、ホルムズ海峡を巡る交渉力も低下する
姿を見せないイラン最高指導者モジタバ。生死不明の傀儡を擁立し、誰も異論を唱えられない異様な状況を作り出すことで自らの絶対的権力を誇示する革命防衛隊バヒディ総司令官――独裁体制が抱える暗部に迫る
ベッセント財務長官は、イラン政権を支援する国や企業に「距離を置くよう」警告した。トランプ政権は金融、航空、海運など幅広い分野で対イラン制裁を強化している