ホルムズ海峡(新唐人テレビ)

【分析】中共はなぜホルムズ海峡の封鎖解除を強く求めるのか

国際機関やアナリストの間では、ホルムズ海峡の封鎖によるエネルギー危機に加え、内需の低迷が重なり、中国経済の危機が一段と深刻化しているとの見方が広がっている。こうした中、中国共産党(中共)の習近平は4月20日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン王太子と電話会談を行い、海峡の通航維持を呼びかけた。サウジアラビアは、中東におけるアメリカの重要な戦略的同盟国の一つでもある。

中共外交部の発表によると、習近平は同日の会談で中東・湾岸情勢に言及し、「ホルムズ海峡は正常な通航を維持するべきだ」と強調した。中共当局はこれまでも同海峡の通航正常化への期待を繰り返し表明している。

一方、イランは今月17日にホルムズ海峡の開放を発表したものの、翌18日には決定を撤回した。アメリカとイランの暫定停戦協定が22日に期限を迎えるのを前に、トランプ大統領は21日、停戦期間の延長を発表した。ただし、米軍は引き続きイランに対する封鎖を維持し、戦闘態勢を継続する方針だ。

▶ 続きを読む
関連記事
EUの対中貿易赤字が急拡大。低価格輸入の流入を受け、EUは緊急措置や貿易防衛策の導入を示唆。交渉停滞なら単独措置も視野に、対中関係は緊張が続く
中共に3年間拘束された元中共中央テレビキャスター、成蕾氏は、中共が国境を越えて恐怖を広げていると警告し、民主・自由社会は声を上げ続けるべきだと訴えた
世界の物流を支える「海の大動脈」。ホルムズ海峡の通航料導入論が現実になれば、新たな国際ルールの前例になる可能性も。運河はなぜ有料で、海峡は無料なのか。その違いをわかりやすく解説
英国政府が承認した中共のロンドンメガ大使館計画をめぐり、地元住民団体が司法審査を求めた。住民側は、大規模デモや越境弾圧、安全上のリスクを十分に検討していないと訴えている
カナダ連邦政府に勤務していた中国系の元科学者が、政府文書2千件以上を複製し、中共側の機関に渡した疑いで起訴された。CSISは過去に少なくとも3回、当局に警告していた