IMF「成長見通し下方修正」 イラン戦争が世界経済を窮地に追い込むと警告
国際通貨基金(IMF)は火曜日、最新の成長見通しを引き下げ、イランとの戦争が激化した場合、世界経済が景気後退に陥る可能性があると警告した。エネルギー供給の混乱が、インフレ、金融市場、そして貿易に波及しているためである。
最新の「世界経済見通し(WEO)」および付随する分析の中で、IMFは、世界的な石油・ガス流通の重要なシェアを阻害している現在の中東紛争が、それまでのプラスの成長モメンタムを予期せぬ形で停止させ、政策立案者や投資家に極めて高い不確実性をもたらしたと指摘した。
IMFのアナリストは、エグゼクティブ・サマリーの中で「下振れリスクが支配的である」と記した。「地政学的緊張が現在以上に悪化し、現代最大級のエネルギー危機へと発展するか、あるいは国内の政治的緊張が噴出する可能性がある」
関連記事
米イラン交渉の進展を受け、世界市場のリスク選好が改善。25日のアジア太平洋株式市場とリスク資産が軒並み上昇した。
台湾高速鉄路は20日、新型車両「N700ST」の導入に向け、三菱重工業と約130億円の契約を締結した。日本の新幹線システムの海外展開を象徴する事例だ
石油連盟の木藤俊一会長は会見で、中東緊迫下でも代替調達により安定供給と製油所の稼働を維持していると強調。一方で、サプライチェーン強靱化に伴うコスト負担や競争力維持の議論が必要と訴えた
日本銀行・小枝審議委員の講演内容を解説。中東情勢を背景とした物価上振れリスクへの警戒感や、「金利の正常化」に向けた追加利上げの必要性、バランスシート正常化への道筋について分かりやすくまとめました
中国共産党(中共)のレアアース供給網への依存から脱却するため、東南アジアに目を向ける日本企業が増えている。住友金属鉱山はフィリピンでレアアース鉱山を開発し、双日は越マレーシアで開発を進めるなど、自立したレアアース供給網の構築に向けた動きが加速している。