就職難と低賃金 中国の若者を直撃 打開策見えぬ経済
中国経済の減速が一段と鮮明になっている。外資系企業の撤退や民間企業の倒産が相次ぎ、中流層の縮小も指摘される中、社会全体は単発労働に依存する「ギグエコノミー化」の様相を強めている。官製メディアの宣伝報道では景気の好調さが強調されているものの、将来への見通しを持てない人々の間では消費を控える動きが広がり、「寝そべり」や海外移住志向も目立っている。
広西チワン族自治区の医師・李諾さん(仮名)は、「コロナ禍以降、地域経済は明らかに悪化した」と語る。現地では外資企業がほぼ撤退し、多くの住民が失業状態にある。若年層の就職難は深刻で、「どの業界も競争が激しく、ほとんど稼げない」という。
医療分野でも影響は大きく、同氏の月収はコロナ前の約2万元(約40万円)から現在は1万元未満へと半減。「広東省の一部地域はさらに厳しい状況にある」とも指摘する。
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