ポンペオ米国務長官のブレーンを務めた、著名な中国問題専門家のマイルズ・ユー(余茂春)氏(大紀元)

ポンペオ元米国務長官の対中政策ブレーン 「米軍の攻撃のたびに中共軍で粛清」

ポンペオ元米国務長官のブレーンを務めた、著名な中国問題専門家の余茂春(マイルズ・ユー)氏は、中国共産党(中共)の軍事産業には一定のパターンが存在すると指摘した。アメリカが実戦で圧倒的な軍事力を示すたびに、中共軍内部や国防研究部門で大規模な粛清が行われ、その直後に中共軍の軍事力が「飛躍的に進展した」を喧伝する傾向があるという。

余氏は、トランプ政権初期にアメリカ国務省の対中首席分析官を務め、現在はアメリカ保守系シンクタンク「ハドソン研究所」中国センターの責任者を務める。余氏は米紙ワシントン・タイムズへの寄稿で、最近のアメリカ軍によるベネズエラおよびイランでの作戦において、中共政権が提供した防空網やレーダー、ミサイルシステムが、アメリカ軍のステルス技術や電子戦能力の前に繰り返し機能不全に陥ったと分析した。

トランプ大統領も公開演説で、ベネズエラのマドゥロ大統領の拘束作戦に触れ、「中ロの妨害装置はまったく役に立たなかった」と述べ、その理由は将来明らかになるとしている。

▶ 続きを読む
関連記事
イランに対する米国の経済封鎖は、間接的に中国共産党政府に圧力をかけている。アナリストらは、これはトランプ氏が習近平との首脳会談を前に、交渉の切り札(レバレッジ)を構築しているものだと分析している
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす
台湾のシンポジウムで専門家らは、イラン情勢はウクライナより広範な地政学的影響を持つと指摘。米国の戦略重心は中東からインド太平洋へ移行しつつあり、台湾には非対称戦略とエネルギー強靭性の強化が不可欠だと強調した
中国が黄海・東シナ海に最大40日間の異例な空域制限を設定し、軍事・政治的意図に国際的関心が高まっている。演習未公表の不透明な措置は作戦準備や対外的圧力の可能性が指摘され、習近平の対外会談を控えた政治的メッセージとの見方も出ている。