ホルムズ海峡封鎖 中共のエネルギー安全保障に赤信号
イランで続く戦火はいまだ収束の気配を見せず、停戦への展望も依然不透明である。イラン政権によるホルムズ海峡の封鎖は、世界の原油および液化天然ガス輸送量の約5分の1に深刻な影響を及ぼしている。最大のイラン産原油の輸入国であり、湾岸地域への依存度も高い中国は、エネルギー供給のひっ迫に直面しており、その影響はエネルギー安全保障のみならず、経済全体の安定にも大きな打撃を与えている。
ホルムズ海峡は、世界のエネルギー輸送を支える極めて重要な海上交通の要衝であり、中国の年間原油輸入量の約3分の1が湾岸諸国に依存しているとされている。イラン紛争の勃発以降、この海上輸送路が妨げられたことで、中国のエネルギー安全保障には重大なリスクが生じている。
台湾国防安全研究院副研究員、謝沛学氏は「近年、中国は再生可能エネルギーの開発を大きく推進し、産業・軍事の両面でその活用を進めてきた。しかし、依然としてホルムズ海峡という脆弱な海上の生命線への依存度は高いままである。今回の米イスラエルによる対イラン攻撃によって顕在化した危機は、中国が長年掲げてきた『海上封鎖に対する非海陸的代替策』が、果たして実際にエネルギー不足を補完し得るのかを、厳しく問い直す契機となっている」と述べた。
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