日銀 政策金利を0.75%に据え置き 原油高・中東情勢の影響点検へ
日本銀行は2026年3月19日に開いた金融政策決定会合において、政策金利である無担保コールレート(オーバーナイト物)の誘導目標を0.75%程度に据え置くことを賛成多数(賛成8、反対1)で決定した。金利の維持は、利上げに踏み切った2025年12月の会合に続き、2会合連続となる。
今回の決定では、9人の政策委員のうち高田創審議委員のみが据え置きに反対した。高田委員は「海外発の物価上昇の二次的波及から国内物価の上振れリスクが高い」と指摘し、政策金利を1.0%程度に引き上げる議案を提出したが、反対多数で否決されている。
日銀が金利据え置きの判断を下した最大の要因は、中東情勢の悪化とそれに伴う原油価格の高騰である。2月末に米国とイスラエルがイランを攻撃したことを受け、それまで1バレル=67ドル程度だった原油価格は100ドル前後まで急騰している。
関連記事
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説
中東情勢の緊迫化でガソリンや電気代の値上げが懸念される中、原油高は私たちの生活にどんな影響を与えるのか? 日銀の最新レポートをもとに、物価を押し上げる2つの波や、原油高と円安との影響の違いを分かりやすく解説
連日のニュースで耳にする「中東情勢の悪化」と「原油高」。私たちの生活や今後の日本経済はどうなってしまうのか? 日銀の最新レポートをもとに、これからの行方と家計への影響を分かりやすく紐解く
5兆円という巨額の「実弾」が市場に放たれた。政府・日銀が下した円買い介入は、「1ドル160円の常態化」を拒絶する背水の陣か?
日銀内で意見対立!? 4月の金融政策決定会合では、3委員が利上げを求め反対票を投じる展開に。中東情勢による原油高は、私たちの生活をどう直撃するのか? 物価上振れリスクと迫る「追加利上げ」の行方を伝える