英メディアは、中共が支援するハッキング集団が英国首相官邸の上級幹部の携帯電話にハッキングしたと報じた。写真は英国首相官邸(Dan Kitwood/Getty Images)

英紙、英高官の携帯に中共系ハッカー侵入と報道 首相訪中で懸念

英メディアは、2021~24年にかけて、イギリスの複数の高級官僚や歴代首相の側近の携帯電話が、中国共産党(中共)と関係のあるハッカーによるサイバー攻撃を受けていたと報じた。政権中枢を狙った一連の侵入は、イギリス政界に衝撃を与え、国家安全保障上の懸念が高まっている。

英紙デイリー・テレグラフによると、ハッカー攻撃を受けたのは、ジョンソン元首相、トラス元首相、スナク前首相の主要な側近らで、携帯電話に不正に侵入されたという。

中国政策を巡る超党派議員連盟の創設者で事務局長のルーク・デ・プルフォード氏は、「イギリスは近年、相次いでサイバー攻撃を受けており、今回の事態は驚くことではない」と指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
ノルウェー警察保安局は、同国の宇宙関連情報を収集した疑いで中国籍の女性を逮捕した。現地メディアによると、ノルウェーで登記された企業が中共の情報機関の隠れみのとなり、衛星データの取得を試みていた疑いがある
米FBIのリーザーマン副長官は4月30日、中共がハッカーを外部委託する仕組みはすでに「制御不能」に陥っており、サイバー犯罪者に当局との関係を否定する口実を与えていると警告した
サイバーセキュリティ企業の調査で、中共系ハッカーが、米ワシントンのキューバ大使館のメールシステムに侵入し、外交官68人の通信記録を取得していた疑いが明らかになった
情報筋によると、イタリア政府は、サイバー・スパイ活動に関与し、COVID-19に関する医学研究データを盗み取った疑いのある中国籍の男、シュー・ザーウェイ容疑者を、アメリカで裁判にかけるため引き渡す方針を決めた
米連邦議会下院の中共特別委員会は、中共は、「買えるものは買い、買えないものは盗む」という調査報告書を公表した。中共が合法調達と違法な密輸の両方を通じて、先端半導体とAI開発能力の獲得を進めていると指摘