ドナルド・トランプ大統領が2026年1月3日にシェアした写真に写っているベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロ氏。2026年1月3日、米空母イオー・ジマに乗艦するマドゥロ氏を写していると思われる(The White House)
政治と無縁の歌が突然「危険」になる国

「可惜不是你(あなたでないのが惜しい)」 マドゥロ氏拘束で流行歌に託された書けない本音

南米ベネズエラの独裁的な大統領、ニコラス・マドゥロ氏が拘束されたとの報が伝わると、中国のネット空間では思わぬ反応が広がった。中国も独裁体制の国であるため、利用者の多くはこのニュースを、すぐに「別の独裁者」と重ね合わせた。最高指導者を名指しで批判できない中国では、遠回しな皮肉や言葉遊びが、本音を伝える手段になっている。

中国本土の抖音(中国版TikTok)では、冗談めいた書き込みが相次いだ。

「トランプさん、独裁者はまとめて米国に『招待』してしまえばいいんじゃないか」

一見、穏やかな言い回しだが、ここで言う「招待」とは、拘束して連行することを皮肉った、中国ネット特有のブラックジョークである。

▶ 続きを読む
関連記事
高市早苗首相の発言に対して「斬首論」を発信し物議を醸した後、中国共産党(中共)駐大阪総領事の薛剣は、公の場に姿を見せていない。8日、大阪で開催された新春会を欠席し、ここしばらく公の場から遠ざかっている。
中国発の「立ち上がろう」という呼びかけに、海外SNSで次々と反応が集まった。冗談では済まされない言葉が飛び交う今、中国社会にたまった不満が限界に近づいている。
中国の住宅団地で、水道水が青く変色。8か月放置され「基準内」と説明され続けたが、住民に体調異変も。動画が拡散して初めて当局が動いた。水の安全は誰が守るのか。
2025年、中国市場で販売終了や百貨店カウンターの撤去、事業撤退を表明した化粧品ブランドは30社を超え、そのうち国際ブランドでは日本・韓国系が約8割を占めた
中国で、陳情を続けていた女性が北京で農薬を飲む動画が拡散している。配信後、女性の安否は分かっていない。