ドナルド・トランプ大統領が2026年1月3日にシェアした写真に写っているベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロ氏。2026年1月3日、米空母イオー・ジマに乗艦するマドゥロ氏を写していると思われる(The White House)
政治と無縁の歌が突然「危険」になる国

「可惜不是你(あなたでないのが惜しい)」 マドゥロ氏拘束で流行歌に託された書けない本音

南米ベネズエラの独裁的な大統領、ニコラス・マドゥロ氏が拘束されたとの報が伝わると、中国のネット空間では思わぬ反応が広がった。中国も独裁体制の国であるため、利用者の多くはこのニュースを、すぐに「別の独裁者」と重ね合わせた。最高指導者を名指しで批判できない中国では、遠回しな皮肉や言葉遊びが、本音を伝える手段になっている。

中国本土の抖音(中国版TikTok)では、冗談めいた書き込みが相次いだ。

「トランプさん、独裁者はまとめて米国に『招待』してしまえばいいんじゃないか」

一見、穏やかな言い回しだが、ここで言う「招待」とは、拘束して連行することを皮肉った、中国ネット特有のブラックジョークである。

▶ 続きを読む
関連記事
転んだ瞬間、ポケットから火柱! 中国で起きたスマホ発火騒動。「ファーウェイ製」との情報を否定した報道まで突然削除された。一体、何が本当なのか?
昔は「工場を建てていい」、今は「農地だから金を払え」。中国で何十年も前の土地問題を掘り返し、町工場に数百万円、時には2000万円超の負担を求める動き。背景には地方財政難?
愛情は冷めても離婚しない。中国で「我慢婚」が話題に。寝室も財布も別々、それでも夫婦を続ける切実な理由とは?
英国原子力公社のトップは、中国共産党(中共)と西側諸国の競争が、核融合エネルギーの開発という新たな領域に広がっていると警告した。
クリスマス商戦が近づく中、米国の小売業者は商品の確保を急いでいる。中国は世界最大の玩具生産国で、米国市場で販売される玩具の大部分を製造している