19日夜、台北駅で発煙弾が爆発した。容疑者はその後北上し、中山ショッピング街にある誠品書店南西店の客を無差別に襲撃し、重軽傷者を含む複数の負傷者を出した。警察の鑑識チームは誠品書店南西店の周辺を封鎖し、証拠収集を行っている (中央社)

台北市中心部で無差別殺傷事件 複数死亡・負傷 容疑者は飛び降り死亡

12月19日午後5時20分(日本時間同6時20分)ごろ、台湾・台北市の中心部で、男が煙幕弾を投げ入れた後に刃物で無差別に通行人を次々と襲撃する事件が発生した。この事件により、容疑者の男を含む4名が死亡し、6名が負傷した。

事件は台北捷運(MRT)の台北駅M7出口付近から始まった。台湾籍の男(27)が複数の煙幕弾を投げ込み、現場は一時騒然となった。男はその後、北にある中山駅方面へ逃走しながら、商業施設の誠品南西店に侵入し、所持していた長刀で周囲の人々を無差別に襲撃した。

この襲撃により、以下の3名の男性が搬送先の病院で死亡が確認された。

▶ 続きを読む
関連記事
香港の著名な民主活動家・黎智英(ジミー・ライ)氏に有罪判決。「香港は死んだ」と中国の民主活動家・王丹氏は語った。量刑次第では「事実上の死刑」になる可能性も。
台湾が「日本ホタテ最大の購入国」を目指す。中国の禁輸で打撃を受ける日本を、消費という形で支えようとする動きだ。かつて助けられたいま、台湾からの静かな恩返しが広がっている。
香港の元メディア界の大物、黎智英氏が15日、香港の裁判所で国家安全維持法違反により有罪と認定された。判決後、親族や英国、カナダの政府が相次いで批判した
香港の競馬場で、男が身を投げ出した。隠蔽されたと指摘される大規模火災、明かされない犠牲者数。その沈黙に耐えきれず、国際レースの場で声を上げた。