カナダなどから中国に帰国した中国系住民の間で、中国当局による二重国籍をめぐる精査を受けたとの報告が相次いでいる (HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

中共 二重国籍者の精査拡大 戸籍抹消や入国拒否も

最近、カナダなどから中国に帰国した華人の間で、中国の出入国管理当局による二重国籍をめぐる審査を受けたとの報告が相次いでいる。外国籍を取得しながら中国の戸籍を保持している人に対し、現場で戸籍抹消の手続きが開始されるケースも出ている。専門家は、中国共産党(中共)のこうした動きの背景には、少なくとも五つの狙いがあると分析している。

12月3日、中国メディアは、全国の主要な入国・出国管理拠点で、二重国籍者を対象とした精査が始まったと伝えた。これまでのように戸籍の抹消を促す指導にとどまる対応とは異なり、今回は猶予期間が設けられず、二重国籍者は出入国時にシステム上の警告が直ちに作動するという。

例えば、河北省衡水の拠点では、カナダ国籍を取得した中国系男性が到着直後に当局に呼び止められ、入国は認められなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
米国教育省はこのほど、「外国資金透明化プラットフォーム」を正式に稼働させた。一般市民が米国の大学にどの程度の外国資金が流入しているかを閲覧できるようになった
イランの抗議者たちはイラン国旗の周りに集まり、それを破り始めた。国外で活動しているレザー・パフラヴィー王太子が […]
韓国の李在明大統領が訪中を経て13日に来日。経済修復を狙う訪中では中国の「離間工作」に直面したが、足元では日韓の政府・与党間交流が加速している。奈良での首脳会談を前に、日米韓連携の現在地と課題を展望する
米国がベネズエラの独裁指導者マドゥロ氏を逮捕したことを受け、国連安全保障理事会は現地時間5日に会合を開いた。ウ […]
韓国大統領の訪中。北京は韓国を日米韓の枠組みから引き離そうと楔を打ち込むが、北朝鮮問題での無策や技術盗用の懸念が壁となる。経済協力の裏に潜む情報流出のリスクと、揺れる東アジア情勢を分析