安価で注目の中国製機器「NanoKVM」に落とし穴 隠しマイクと外部通信が発覚
中国に拠点を置く企業Sipeedが開発したKVMスイッチ「NanoKVM」は、仮想キーボード、マウス、モニターを利用してコンピューターやサーバーをリモート操作できる端末として、他社製品と比較して安価であることからオンラインで急速に注目を集めていた。しかし、スロベニアのセキュリティ研究者がこのデバイスを調査した結果、設計上の深刻なセキュリティ上の欠陥と、予期せぬ機能の存在が明らかになった。
初期のロットでは、本来は厳重に鍵管理されるべきものが、デフォルトのパスワードが設定されておりSSH(Secure Shell:セキュア・シェル)へのアクセスが可能であったという脆弱性が指摘された。SSHはネットワーク越しに、別のコンピューターやサーバーへ「安全にログインして操作する」ための通信プロトコル。
通信内容(ログイン情報やコマンド、データ)は暗号化されるため、盗聴や改ざんに強いのが特徴。しかし、今回の問題点は、出荷時の商品にパスワードが設定されており、「ネットワーク越しに第三者が機器へ侵入し、内部機能を自由に操作できる入口が開いていた」点にある。
この問題は研究者による報告後にSipeedによって修正されたものの、NanoKVMには他にも複数のセキュリティ上の懸念事項が山積していた。
関連記事
米英など5か国の情報機関で構成されるファイブアイズ関連組織は、フロンティアAIモデルが数か月以内に政府や企業のサイバー防御を突破する恐れがあると警告
中国籍の貴金属販売会社社長ら6人が、金約49キロを等身大の人形に隠して密輸し、消費税など1億円余りを免れようとした疑いで逮捕した
夏休みに向けた日本への団体旅行の募集を再開していた中国の国有旅行会社が、突如として募集を停止したことが明らかになった。複数のメディアが報じた。
トランプ大統領は、米AI大手アンソロピックを国家安全保障上の脅威とみなす見解を撤回した
高市首相の台湾有事の発言から訪日中国人観光客が大幅に減少し、脱中国化も進んできている。そうした中、中国が日本観光を再開する動きがあることがわかった