米軍のB-52戦略爆撃機と航空自衛隊のF−15戦闘機(写真/防衛省統合幕僚監部)

日本海で日米共同訓練 米戦略爆撃機B-52も参加

統合幕僚監部は10日、航空自衛隊と米軍が日本海上空で共同訓練を実施したと発表した。訓練は、力による一方的な現状変更を許さないという日米の意思を示し、地域の安全保障環境の悪化に対応するために行った。令和7年12月10日に実施、自衛隊からF-35およびF-15戦闘機が、米軍からは戦略爆撃機B-52が参加した。

今回の訓練では、日米双方の航空戦力が各種戦術訓練を通じて共同対処能力を確認した。統合幕僚監部は「日米同盟の抑止力・対処力を一層強化するために実施した」と説明し、自衛隊とアメリカ軍の即応態勢が確実に維持されていると強調した。

B-52が日本周辺で自衛隊と共同訓練を実施するのは、令和6年(2024年)4月に日本海上空で行われた訓練以来とみられる。近年、東・南シナ海の軍事的緊張の高まりを背景に、B-52の日米共同訓練への参加は頻度を増している。

▶ 続きを読む
関連記事
米FBIのパテル長官は原和也内閣情報官と会談し、高市政権が進める「国家情報局」新設への歓迎と連携強化を表明した。サイバー防衛や防諜、テロ対策の分野で日本を全面的に支援し、日米の情報連携をさらに強固にする姿勢を示している
現在の日本の情報収集力は「欠陥商品」なのか? 航空自衛隊幕僚長と情報本部長を歴任した外薗健一朗氏が、日本版CIAとも言える「対外情報機関」の創設やスパイ防止法の必要性を解説。自国を守るための新たなインテリジェンス戦略に迫る
国連安保理で北朝鮮の核・ミサイル問題を話し合う会合が開かれた。ロシアの反対で国連の監視が難しくなる中、日本は新たな枠組み「多国間制裁監視チーム」で各国と協力し、制裁の抜け穴を防ぐ方針だ
高市早苗首相は27日、安保3文書の改定手続きに着手し、世界が動乱の時代に入る中、日本は防衛力と総合的な国力を強化しなければならないと強調した。今回の改定で防衛予算がさらに増額されるのかに、国内外の関心が集まっている
かつてなく悪化する安全保障環境や未知の脅威に対し、日本はどう生き残るのか。高市総理主導の「総合的な国力から安全保障を考える有識者会議」の内容を紐解き、国力を結集した新たな防衛戦略と解決策に迫る