事件が起きた南昌大学第一附属病院、江西省南昌市。(ネットより)
利益優先の医療が生んだ不信 中国で相次ぐ医師襲撃の背景

中国の病院でまた医師刺傷事件…なぜ患者が医者を襲うのか?

かつて中国では、医の道は「徳」を根本とするものであった。明代の詩人・楊慎が詠んだとされる詩の一節が伝わっている。

「但願世上人無病、寧可架上藥生塵(世の人が病にかからないことを願う。棚の薬にはほこりが積もってもかまわない)」

医とは本来、人の命を救い、苦しみを抑えるための営みである。しかし、共産党統制下の中国では、個人の生命や尊厳よりも党や体制の利益を最上位に置く価値観に基づいているため、医療体制そのものが「命より利益」へと傾き、多くの病院が本来の使命であるはずの人命救助より収益を優先するようになってしまった。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏は中国による新たな購買コミットメントを歓迎したが、黎智英(ジミー・ライ)氏の釈放に関しては進展がなかったと指摘した
米中首脳会談が正式に終了し、トランプ大統領は現在、帰国の途についている。同行スタッフが明かしたところによれば、エアフォースワンへの搭乗前に「中国側から受け取った物品」がすべてゴミ箱に投棄された
中国による突然の「対日批判」。現代の中国で起きている政治家たちの権力争いや失脚の裏側を、毛沢東時代の「文化大革命」の歴史と重ね合わせながら浮き彫りにする
中国河北省の大広高速道路・粛寧区間で、EV数十台を積んだトラックが突然出火し、積み荷のEVが激しい炎に包まれた
トランプ大統領の今回の訪中に際し、中国共産党側は格式高いの歓迎体制を整えた。これに対し、10年前のオバマ元大統領訪中時の冷ややかな対応と比較する動きがネット上で広がっている